外出が多いビジネスマンであれば、喫茶店などでパソコンを使った作業をしたり、打ち合わせをする機会もあるだろう。喫茶店などで受信時最大75Mbpsの高速通信を利用して、Webサイトの閲覧やメールの送受信をできるのはもちろんだが、最大10台まで同時接続できるGL01Pであれば、一緒に打ち合わせをする同僚などにもSSIDなどの情報を教えて、お互いにインターネットを使いながら打ち合わせをすることが可能だ。なお、SSIDやセキュリティーキーの変更といったGL01Pの設定は、Wi-Fi接続しているパソコンやスマートフォンのWebブラウザから簡単に行うことができる。
長時間駆動のGL01Pは、Ultrabookやタブレットとの相性も抜群だ。受信時最大75Mbpsの高速通信を利用して、喫茶店などで作業や打ち合わせが可能。(写真のUltrabookは、HP製の「Folio13-1000」) |
もちろん、プライベートでインターネットを利用したいときにもGL01Pは最適だ。受信時最大75Mbpsの高速通信に対応しているため、大容量コンテンツのダウンロードやネット動画のストリーミング再生も快適に行うことができる。実際に筆者が試したところ、YouTubeのHD動画なども快適に視聴することができた。
各社高速通信サービスの比較
ここまで、EMOBILE LTEのサービスの特長と対応端末のGL01PとGL02Pをチェックしてきたが、イー・モバイル以外の通信事業者が提供する受信時最大75Mbps程度の高速モバイル通信サービスも見ておこう。EMOBILE LTEの特徴が見えてくる。
EMOBILE LTEを含む、各社の高速モバイル通信サービスをまとめると、以下のような表になる。
受信時の通信速度では、EMOBILE LTEとXiが最大75Mbps、SoftBank 4Gが最大76Mbps(端末の対応速度)となっており、3サービスでほぼ同等と言える。送信時速度では、EMOBILE LTEとXiが最大25Mbpsで優位だ。また、月額料金については、各社の最低料金は約3,000~4,000円となっているが、スマートフォンなどとのセット割契約でないのであれば、EMOBILE LTEの3,880円が最安だ。
1カ月あたりのデータ通信量の制限は、Xiが7GB/月、Softbank 4Gが5GB/月となっていて、2012年10月より開始される。EMOBILE LTEは当面の間、1カ月あたりのデータ通信量の制限がないのが頼もしい。端末のバッテリーの持ちについては、EMOBILE LTEの「GL01P」「GL02P」が9時間と、この2端末がほかを引き離している。そのほか、エリアや国際ローミングなどの比較事項があるが、これらはユーザーの住んでいる地域や使い方によって、メリットが変わってくるかもしれない。
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「EMOBILE LTE」は、イー・アクセスが提供する受信時最大75Mbps/送信時最大25Mbpsのモバイル通信サービス。月額3,880円で定額利用が可能で、2014年4月までは1カ月あたりのデータ通信量に制限がないのが特長。対応端末であるモバイルWi-Fiルーター「GL01P」「GL02P」は、ともに最大約9時間の長時間連続通信が可能。最大10台のWi-Fi対応機器からの同時接続が可能なので、仕事や家庭でさまざまな使い方ができる。
各社が提供する高速のモバイル通信サービスの中でもEMOBILE LTEは、通信速度や月額料金、データ通信量の制限などの面で優位であり、高速通信を便利にお得に利用できるサービスだと言えるだろう。外出先でのインターネット利用を快適にしたい人や、高速のモバイル通信サービスを利用したい人にとっては、EMOBILE LTEが第一候補となってくるのではないだろうか。