Twitter上でのリモート予約もできる
Twitterとの連携機能は番組視聴時だけではない。外出先などからTwitter経由で予約録画ができる機能も、つぶやきプラスは備えている。
まずは、Twitterへのつぶやきで録画予約ができる"リモート録画予約"。利用方法は単純で、SmartVisionに登録しているTwitterアカウントで"録画「○○○(番組名)」"とつぶやくだけ。番組名は少々正確でなくとも、番組表から類推してきちんと録画予約してくれる。また、録画する日付や時刻、放送局や録画モードなどを、つぶやきで詳細に指定することも可能だ。
この"リモート録画予約"機能、便利なものではあるが、当然のことながら自分が予約した番組はつぶやきとして、自分のフォロワーに伝播していく。ユーザーの趣味が露骨に反映されるため、筆者の場合はちょっと恥ずかしい(笑)。つぶやきプラス専用のアカウントを検討するべきか。
なお、リモート録画予約は、つぶやいた際に随時受け付けられるわけでなく、あらかじめSmartVision側で設定した時刻に、録画予約のつぶやきがあるかどうかをチェックし、あればその時点で予約を行うという方式。そのため、録画予約をつぶやいてもすぐに反映されるとは限らないので注意が必要だ。受け付けの時間は任意に設定できるが、かなり頭を悩ませられそうである。
SmartVisionでテレビ視聴スタイルは原点回帰する
さて、ここまで2回にわけて2012年春モデル時点でのSmartVisionの機能を紹介してきた。第1回でご紹介した、キーボード入力で詳細な設定ができる"おまかせ録画"といったような、テレビとPCでしか成立しない機能を豊富に備えるいっぽうで、家電メーカーのレコーダーと遜色ない録画性能も誇るなど、その実力はなかなか侮れない。
また、テレビ視聴とTwitterとの連携には、計り知れない可能性や楽しさを秘めているような気がしてならない。テレビがひとり1台の時代となり、同じ番組を楽しむ"茶の間"という空間が失われつつある。パーソナルなテレビの最たる例であるPCのテレビ機能で、再び多人数と一体感を感じられるテレビ視聴が楽しめるようになっているというのは、思わぬ原点回帰といえる。今後さらに利便性を高めていって欲しいと願って止まない機能だ。