リーズナブルなコース。30分(4,000円)~
さて、実際にマッサージを受けてみよう。マッサージのコースは30分(4,000円)、60分(6,000円)、90分(8,000円)、120分(10,000円)で、延長は30分ごとに3,000円となる。価格はマッサージ店としては相場といったところだが、"メイド"と名が付くお店はたいて相場よりも値段が高いのが普通なので、そう考えると比較的リーズナブルな印象である。
また同店にはシャワーも用意されており、20分500円で利用することができる。夏場は汗を流してさっぱりしてからマッサージを受けたいという人も多いだろうから、これはありがたい設備である。なおシャワーのみの利用も可能だ。
筆者は今回、60分のコースでお願いすることにした。マッサージを受けている最中の写真も撮ろうと思ったのだが、ここはイメージとしてメイドさん同士でマッサージを行っている写真をご覧いただこう。読者の皆さんも、むさくるしいオッサンが写っているよりその方が嬉しいだろう。
まずは施術着に着替えて、足湯で十分に足を温める。お湯の色はピンクで、ほのかに良い香りが漂っている。すっかりリラックスムードになったら、次はうつぶせになりいよいよマッサージ開始だ。
つま先から頭の上までほぐすタイ古式マッサージ
タイ古式マッサージとは指圧や整体にヨガの技法を取り入れた技術で、全身のコリを時間をかけてほぐし、"こりにくい体質"に体を整えていくマッサージ法。つま先から始まり、脚や腰はもちろんのこと、顔面、さらには頭の上まで、ほぼすべての部分を丁寧にもみほぐしていく。それだけでなく、時には腕を引っ張ったり腰を曲げたり脚を伸ばしたりと、ストレッチのような動きも入ってくる。今回は体験ということもあり全身をくまなくほぐしてもらったが、「肩を集中的にやってほしい」などの要望にもその都度対応してくれるという。
……そんなこんなで60分が過ぎた頃、筆者はすっかり身も心もほぐされていた。来店前と比べて5歳くらい若返ったんじゃなかろうか。なお筆者は30分コースと60分コースで迷ったのだが、60分コースにして良かったと思った。30分ではかなり急ぎ足での施術になってしまうため、100%堪能するなら60分以上が望ましい。
のぅあのサービスは十分に満足のできるものだった。何よりどうせマッサージを受けるなら、かわいいメイドさんにしてもらう方が良いに決まっている。
施術が終わった後は好きな飲み物を出してくれる。最初から最後まで至れり尽くせりである。最初は「メイドマッサージ」と聞いて「またアキバに不可思議な店ができてしまったのか……」と思ったものだが、メイド系のお店ということを抜きにしても、マッサージ店として大いにありだと思った。
お店全体に漂うタイの雰囲気、そこに違和感なく溶け込んでいるメイドさん、そして店内に流れるアニソン――秋葉原ならではのカオスに調和した空間で、疲れた体と心をほぐしてみてはいかがだろうか。
メイドタイ古式マッサージ「わっとぽー」は平日17時から23時、土日祝日は13時から23時まで営業中だ。
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