CPUラインアップは、第3世代Intel Core i5-3450(3.1Ghz)とIntel Core i7-3770(3.4Ghz)、第2世代Intel Core i3-2120(3.3Ghz)の3種類から選択可能だ。いち早く新世代のプロセッサを選択できることがうれしい。メモリは4GBまたは8GBから選択する。
ストレージは1TB SATA HDDと128GB SSDの2種類が用意されている。あまり大容量なデータを扱わないのならば、SSDを選ぶことで起動や終了はもちろん、普段のちょっとした作業でも非常に軽快な使い心地が得られるはずだ。一方でHDDは1TBという大容量が用意されているが、この大容量を積極的に生かすのであれば、拡張オプションでテレビチューナーボードも用意されているので、そちらを選択してテレビ番組の録画などに利用するのも良いだろう。
グラフィックス機能については、標準のチップセット内蔵機能を利用するほかに、NVIDIA GeForce GT430も選択可能だ。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブとブルーレイディスクドライブから選択できる。
「Endeavor S」シリーズは、BTOのメニューを絞り込むことで低価格を実現しているシリーズだけに、通常のBTOマシンとしては、特別選択肢が多いわけではない。しかし必要な要素はしっかり押さえたメニュー構成となっている。あまりPCに詳しくないユーザーでも、迷うことなく必要なパーツや機能が簡単に選べそうだ。
Intel Core i3-2120(3.3Ghz)にメモリ4GB、1TB SATA HDD、DVDスーパーマルチドライブを組み合わせ、キーボードとマウスを有線にした基本構成の場合、価格は54,810円と手頃な価格で購入可能だ。第3世代Intel Core i5-3450(3.1Ghz)に変更した場合はプラス7,350円、Intel Core i7-3770(3.4Ghz)の場合はプラス21,000円だが、それでもコストパフォーマンスのよいマシンだといえる。
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