モード変更と現在地の設定

通知方法の設定の際に、「外出モード」と「室内モード」の2通りでの設定を行ったが、起動画面の[モードの変更]をクリックすれば、現在のモードを「室内モード」から「外出モード」、またはその逆に変更することが可能。現在のモードは上部の2段目に表示されていて確認できる。

居住地の都道府県を選択して地震情報を受信するほか、GPS機能で現在位置を特定し、その都道府県の地震情報を受信するように設定することも可能だ。GPSを利用する場合は、設定画面の「現在地取得設定」という項目の「現在地の取得間隔」を15分~12時間の設定値から選択しよう。すると、設定した間隔で現在地の取得が行われ、現在地で地震が発生した場合には、居住地と同様の扱いで地震情報の通知が行われる。

なお、その下の「外出モード時のみ現在地を取得」で「はい」を選択している場合は、「室内モード」のときには現在地の取得が行われない。取得間隔が短いほうが、より正確に現在地の取得ができるが、GPS機能の利用がバッテリーを消費することも考慮したうえで間隔を設定するのがよいだろう。

[モードの変更]をクリックすれば、現在のモードを「室内モード」または「外出モード」に変更可能

「現在地の取得間隔」を設定すると、定期的に現在地の取得が行われ、現在地の地震情報を受信できる

地震や津波が発生した場合に、どのような通知が行われるかをテストすることも可能だ。設定画面において[メニュー]キーを押し、表示されるメニューで[テスト(地震)]または[テスト(津波)]を選択しよう。次に表示されるポップアップで地震や津波の大きさ、場所、モードを選択し、[テスト]をクリックする。選択した条件の通知方法で警告音が鳴るとともにLEDが点滅し、メッセージが表示される。

地震や津波の大きさ、場所、モードを選択して、通知のテストを行うことが可能

地震発生時には、このようなポップアップで通知が行われる

無線LANルーターのSSIDを登録し、自動で「室内モード」に切り替わるように設定できる

そのほか、Roco Earthquake PlusPlusでは、無線LANルーターのSSID(アクセスポイント名)を登録することで、自動で「室内モード」に切り替わるように設定できる。さらに、地震情報を通知したときにBBM(BlackBerry Messenger)を使ってメッセージを送信する機能も備えている。

また、設定画面で[メニュー]キーを押し、表示されるメニューの[設定をバックアップ]を選択すれば、SDカードにアプリの設定をバックアップできる。バックアップしたデータから設定を復元することも可能で、OSを入れ直した後などでも簡単に設定を元に戻すことができる。なお、この機能は、Roco Earthquake PlusPlus の開発元であるRocomotionが提供するすべてのBlackBerry向けアプリに搭載されている。

*  *  *

ドコモが提供するエリアメールの緊急地震速報とは異なる情報ではあるものの、Roco Earthquake PlusPlusを導入することで、BlackBerryスマートフォンで地震情報を受信できる。エリアメールに対応しないBlackBerryスマートフォンを利用しているユーザーは、地震の備えとしてインストールしておくとよいだろう。