――チョロの役は、どのアニメでも絶対に必要なトラブルメーカー的なキャラクターですよね。

三ツ矢:「そうなんです。だからこそ、作り方によっては面白くもなる非常に難しい役所ですね。一番のポイントは、憎たらしい奴なのだけれども、どこか憎めないキャラクターであること。憎たらしいだけではなくて、人間的で温かみもあるし、人間の弱い部分もちゃんと持っている。キャラクターは動物ですけれども、そういう部分も表現できればいいなと思いました」

――くまいさんや堀内さんなど、今回のGON声優チームに対する印象はどうでしたか?

三ツ矢:「実力派がそろっているし、くまいさんはものすごく適役だなと思いました。GONの持っている純粋さというか、熱血、無邪気だけど破壊的なところを、よく出していると思うし、他の方たちも実力のある方たちなので本当に期待しています」

『GON-ゴン-』のメインビジュアル

――テレビでみる三ツ矢さんとはまた違う魅力、GONでしか見られない三ツ谷さんの魅力とはなんでしょう?

三ツ矢:「基本、役は役、個人は個人なので違うのですが、いつも演じる時には個人の個性というか、かけらをキャラクターに投影するところがあると思います。今回のチョロに関しては、落ち着かないところや、生意気な口を聞いているのに、可愛いなと思うところを自分の持っている性格から引き出せればいいかなと。ただ、テレビをみている人は僕のことを忘れてキャラクターを楽しんで見てほしいですね」

――では最後にGONの魅力、見所を教えてください。

三ツ矢:「家族そろって見ることのできるアニメーションで、原作は台詞がないという話も聞いていて、万国共通、誰が見ても楽しめるアニメだと思います。友情や家族愛などといった思いやりだけでなく、エゴや独占欲なども出ていたり、猛進していくエネルギーもある。すごくスケールの大きい作品だと思うので、家族そろってほっこり、家族だんらんとして作品を語ってほしいです」

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