――「君のYELL」のMVについてお伺いしますが、今回はどのような設定になっていますか?
石原「受験生の私と、それを応援している唯ちゃんという感じになっています。唯ちゃんは私の行きつけのカフェの店員さんで、いつもそこで勉強している私を応援してくれています」
――出だしはちょっと切ない感じですよね
石原「そうなんですよ。『ああ、どうしよう……』みたいなところから始まってます(笑)」
――今回のMVの場合、ダンスはもちろんですが、ドラマパートも見どころが多いです
小倉「これまでのMVのドラマパートは、私と夏織ちゃんが同じような立場を演じることが多かったのですが、今回は初めて、違う環境にいる2人が出会うという感じだったので、それがちょっと新鮮でした。これまでは2人で同じ方向を向いていたのに、今回は演じる内容がまったく違ったので面白かったです」
――石原さんの受験中は、やはりMVのように応援していたのですか?
小倉「あそこまでは見守ってはいなかったですけど(笑)。"頑張れー"って思ってました」
――今回のダンスはどのような感じでしょうか?
小倉「応援団をイメージしたダンスになっていて、特にサビのところがポイントになっています」
石原「今回はとてもわかりやすくて、マネがしやすいところがいいなって思っています。歌詞にもピッタリだし、今までにあったようでなかった振り付けなので。踊っていてもとても楽しかったです」
――カップリングの「圧倒的な GO!!」は、ちょっとコミカルで不思議な感じの曲ですね
小倉「今までのゆいかおりの曲になかったとても激しくて、コミカルな曲なので、最初に聴いたとき本当に私たちの曲なのかなって、すごくビックリしました」
石原「いきなりセリフが出てくるのですが、ちゃんと口が回るのかなって心配になりました(笑)。バックコーラスもすごく力強く歌うフレーズがあるので、はたして私たちにできるのか? って思ったり」
――実際に歌ってみた感想はいかがですか?
小倉「『君のYELL』は、ひとつひとつの言葉を丁寧に歌っていく感じなのですが、『圧倒的な GO!!』はスイッチを入れて、全力で、テンションをあげて歌う曲だったので、一度テンションを上げてしまえば、あとは思い通りに、すごく楽しんで歌うことができました。とにかく勢いですね」
石原「最初はすごく不安もあったのですが、実際に歌ってみたら、思っていたのよりはかなり上手く歌えたと思います。そういう意味では、今回のような曲が歌えたことによって、すごく自信がつきました。あと、やはりテンションって大事なんだなって思いました(笑)。テンションさえ上がれば、勢いで何でも乗り越えられるんだって」
――「圧倒的な GO!!」は小倉さんが振り付けを担当なさっているとのことですが、どのようなダンスになっていますか?
小倉「とにかく『GO!!』という感じをいっぱい出したいなって思ったのと、曲調的にも元気で、ライブで盛り上がれそうな曲だったので、ライブにきてくださった皆さんと一緒に楽しめるようなダンスにしたかったんですよ。特にサビの部分が特徴的な曲なので、手を上げる振りを入れたりして、ライブで一体感をもてるように工夫をしました」
――ライブというお話ができましたが、昨年11月に行われた1stライブはいかがでしたか?
小倉「何か不思議な感じでした。なかなか実感がわかなかったのですが、ライブが始まってみると、会場には私たちのファンの方ばかりですし、歌う曲も自分たちの曲だけだったので、すごく気持ちよかったです」
石原「私たちのファンだけしかいないという状況はたぶん初めてで、掛け声なんかも全然違うんですよ。ステージには走って出て行ったんですけど、皆さんの掛け声を聞いたり、サイリウムの輝きを見たりしたら、感動しちゃって、最初から泣きそうになっちゃって(笑)。これから歌を歌うんだから、まだ泣いちゃダメだって、必死にこらえながらのライブでした。本当に最初から最後まで感動だらけでした」
――そして5月には2ndライブが決まっています
小倉「1stライブはとにかく楽しんで歌えたので、2ndライブでは、楽しむだけではなく、見せ方も考えて、全力で頑張っていきたいと思います」
石原「泣くのをこらえていたといいましたが、結局最後のほうで泣いて、しかも泣きすぎちゃったんですよ(笑)。喋っているときも何を言っているのかわからない感じで……」
小倉「2人でボロボロになって泣いてました」
石原「2ndライブでは、ファンの皆さんともっと一体感を持てるステージを目指して、泣いてしまうのもできるだけ我慢して、皆さんと一緒に楽しみたいなって思いました」
