Dropboxのアカウントを取得

Dropboxの導入は、アカウントを取得するところから始める。DropboxのWebサイトへ移動し、メールアドレス、姓名、パスワードなどを入力。最後に、クライアントソフトをダウンロード/インストールする。もちろん、既存のDropboxアカウントがあれば、そちらを使ってもよい。

Dropboxの公式サイトへ行き、アカウントを登録。さらに左下のメニューから対応するクライアントソフトをダウンロード

Windows用の使用法をざっくり紹介すると、まずクライアントソフトをインストールすると専用フォルダが作成される。そこにデータを保存すると、自動でクラウド側のDropboxとデータを同期する仕組みだ。削除してしまったファイルもクラウドに保存してあるので、さかのぼって復活できる。

Windowsの通知領域にはDropboxのアイコンが追加され、右クリックメニューで「Dropboxフォルダを開く」を選択するとPCの専用フォルダが開く。同様に「Dropbox Webサイトを開く」を選択すると、Webブラウザが起動してクラウド上の保存領域が表示される。設定メニューの「高度な設定」-「同期フォルダの選択」では、同期するフォルダを選択することも可能だ。

1台のLAN DISKで複数のDropboxアカウントが使える

話題をLAN DISKに戻すと、Dropboxとの連携機能を使うには設定が必要。Web設定画面の「共有フォルダー設定」で新しい共有フォルダを作り、「Dropboxで共有する」にチェックする。「識別名」はLAN DISKが内部処理のために使用するものなので、任意の半角英数字6~12字で自由に名付けてかまわない。LAN DISKに作成したフォルダごとに「Dropboxで共有する」を設定できるので、「読み取り専用」や「非登録ユーザーからのアクセスを拒否」といった設定と合わせて、使い分けられるのは便利だ。

共有フォルダの新規作成画面。ここに「Dropboxで共有する」の項目があるのでチェックする。なお、「Microsoftネットワーク共有」にチェックを入れておかないと、Windowsから共有フォルダを参照できないので注意

設定を進めると、どのDropboxアカウントと同期するかを指定するURLが表示される。これをクリックすると、DropboxのWebサイトへ移動してサインインを求められる。サインインしたアカウントと、LAN DISKに作成した共有フォルダが同期するわけだ。複数の共有フォルダを作成して、それぞれ個別のDropboxアカウントでサインインすることで、複数ユーザーが各個のLAN DISK領域とDropbox領域を同期する使い方もできる。

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