CeBIT 2012で主要ベンダーが公開したIntel 7シリーズ製品を紹介
CeBIT 2012で主要マザーボードベンダーが公開した製品のほとんどは、Intel Z77を搭載したものだった。各社とも同チップセットを搭載したマザーボードのバリエーションを増やすことで、自作市場に対応していく構えだ。また、Intel 7シリーズチップセットでは、USB 3.0対応など機能の集約が進んだこともあり、以前よりもマイクロATXマザーボードを推すベンダーも増えているほか、Ivy BridgeではCPU内蔵グラフィックスの性能が向上し、DirectX 11対応を果たすことから、リッチなフィーチャーを盛り込んだMini-ITXマザーボードも登場しそうだ。また、多くの製品が、LucidlogixのGPUバーチャライズ機能である「VIRUT Universal MVP」をサポートし、CPU内蔵グラフィックスとグラフィックスカードの組み合わせで、グラフィックス性能の高速化を実現する。
Intel Z77
MSIのIntel Z77搭載マザーボードの中核モデルとなる「Z77A-GD65」も、PCI Express 3.0対応のx16スロットを3本備える |
MSIのIntel Z77搭載マイクロATXマザーボード「Z77MA-G45」は、PCI Express 3.0対応x16スロット×2と、同2.0 x1スロット×2という構成を採る |
ASRockのIntel Z77搭載マザーボードではフラグシップモデルとなる「Z77 Professional」はPCI Express 3.0対応ブリッジチップを搭載し、x16×2接続を実現。さらに、同2.0 x16×1と組み合わせた3way SLIなどをサポートする |
日本市場向けとしては、ASRockのIntel Z77マザーボードの中核モデルとなる「Z77 Extreme6」 |
ECSのIntel Z77マザーボードのフラグシップモデルとなる「Z77H2-AX」は、PCI Expressブリッジチップを用いることで、PCI Express 3.0 x8×3接続による3way SLIやCrossFire Xをサポートする |
BIOSTARのIntel Z77マザーボードのフラグシップモデルとなる「TZ77XE4」は、13フェーズのVRM設計によりオーバークロック性能を追究 |
ASRockのIntel Z77搭載Mini-ITXマザーボード「Z77E-ITX」 |
Shuttle ComputerのIntel Z77採用キューブ型ベアボーンPC「XPC SZ77R5」。DIMMスロットを4本備え、最大32GBのメモリを搭載可能。また、PCI Express x16スロットとx4スロットのほかに、PCI Express Mini Cardスロット×2を装備する |
Intel Z75
Intel H77
GIGABYTEのIntel H77搭載ATXマザーボード「GA-H77-D3H」も、mSATAスロットを搭載し、SSDを使ったHDDキャッシュ機能であるIntel Smart Response Technologyを積極的にサポートする |
GIGABYTEのIntel H77搭載マイクロATXマザーボード「GA-H77M-D3H」 |
Intel B75
GIGABYTEのIntel B75搭載マザーボード「GA-B75-D3V」はmSATAスロットを利用し、SSDを使ったHDDキャッシュ環境も構築できる |
MSIのIntel B75搭載ATXマザーボード「B75A-G43」 |
ASRockのIntel B75搭載マイクロATXマザーボード「B75M」 |
企業向け省スペースデスクトップへの採用を狙うASRockのIntel B75搭載Mini-ITXマザーボード「B75M-ITX」 |