今回借りることができたスタンダードモデルの場合、CPUは第2世代Intel Core i5-2467M(1.60GHz)で、メモリは4GB、ストレージは128GBのSSDを採用し、日常使用には十分すぎるパフォーマンスを実現している。

パフォーマンスをチェックするためPCMark 7でベンチマークを計測してみたところ、総合スコア(PCMark Score)は3437となった。またWindowsエクスペリエンス インデックスのサブスコアはプロセッサが6.3、プライマリ ハードディスクが7.9を記録した。ストレージの速さが全体のパフォーマンスアップにかなり貢献しているようだ。

Windowsエクスペリエンス インデックスの結果。プロセッサやプライマリ ハードディスクの数値の高さが際立っている

パフォーマンスの高さと同時に気になるのは、バッテリーの駆動時間だ。本機はスペック値で最大8時間53分の連続駆動が可能となっている。分単位の表記になっているのは、JEITAではなくMobile Mark 2007バッテリー持続時間ベンチマークテストの結果を記載しているため。使用環境や状況によって駆動時間は変わるが、スペック値は実際の使用感に近く、省電力モードではほぼ公称値通りの連続駆動が可能だった。

また、フルパワーでどの程度バッテリーが持つかをチェックするためベンチマークソフトのFINAL FANTASY XIをループ再生したところ、2時間45分でバッテリー残量低下の警告が表示され、その5分後にシャットダウンした。高負荷状態でも3時間近い連続駆動が可能というわけで、モバイルノートとしてはかなり優秀な性能である。

インタフェースに関しては、本体にUSB 3.0ポートとUSB 2.0ポートがそれぞれ一つずつ搭載されている。ちなみにUSB 2.0ポートはOSを起動しなくとも周辺機器にUSB給電できるPowerShare仕様なので、スマートフォンやオーディオプレイヤーの充電に便利だ。このほか、映像端子のMini DisplayPortとヘッドホン出力端子、Bluetooth 3.0なども装備。液晶ディスプレイの上部には、130万画素のWebカメラも内蔵している。

本体左側面には、電源コネクタ、USB 2.0(PowerShare)、ヘッドホン出力端子などが搭載されている

本体右側面には、USB 3.0、Mini DisplayPortなどを搭載している

液晶の上部には静止画や動画を撮影できるWebカメラを内蔵。動作時はレンズの横のLEDが白く光る

本体に付属するACアダプタもコンパクトなタイプ。出張時などに持ち歩く場合もあまり負担に感じない

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