LGエレクトロニクス・ジャパンが、スペイン・バルセロナで開催されたモバイル関連の見本市「Mobile World Congress 2012」(MWC2012)で発表した同社スマートフォンの新製品を国内で公開した。

MWC2012の新製品のうち、「Optimus Vu:」「Optimus 4X HD」「Optimus 3D MAX」「Lstyle L3」「Lstyle L5」が公開された。このうち国内で登場するモデルがあるかどうかは明らかにされなかった。

MWC2012で発表された各製品

Optimus Vu:は、5インチXGAのIPS液晶を搭載。同クラスでは、5.3インチのGALAXY Noteがあるが、液晶のアスペクト比が4:3とより正方形に近く、「ノート」のように使えることを目指した。液晶は静電容量式だが、付属ペンで画面上に手書きをすることが可能で、オリジナルの手書きソフトを搭載し、本体上部のボタンを押すと、どの場面でも自由に画面上に手書きをしたり、キャプチャーをとったりできる。

5インチで4:3という独特のアスペクト比のOptimus Vu:

付属ペンで画面にメモを書くことができる

「"見る"と"書く"に新体験を」というテーマで開発され、「知的でアクティブ、美意識の高いビジネスパーソンがメインターゲット」(モバイルコミュニケーション プロダクトチーム次長・富澤美玲氏)だという。LTEにも対応する。すでに韓国では発売されているモデルだ。

MWC2012の会場では、実際のノート(左)と比較した展示も。普通のノートに比べて、厚さ8.5mm、168gと薄く軽量

本体上部のボタンを押すことで、画面上で手書きメモが可能になる

手書きメモをとっているところ

直接のライバルとなりそうな、ペンでの手書き入力対応のGALAXY Note(左)との比較。アスペクト比が違うほか、Optimu Vu:の方がやや薄い