まずは図08をご覧ください。Windows 8 Consumer Previewは同Developer Previewと異なり、Metroデスクトップに並ぶ各アプリケーションの数が減らされ、シンプルなタイル構成になっています。しかし、本格的にWindows 8 Consumer Previewを使い始めると、デスクトップ領域が狭いコンピューターでは使い勝手が悪くなるでしょう(図08)。

図08 こちらは通常のMetroデスクトップ。Windows 8 Developer Previewと比べるとアプリケーションが減っているため、使いやすくなっています

ノート型コンピューターなど表示領域が狭いマシンで、Windows 8 Consumer Previewを使用する場合はタイルサイズを小さくすることで、Metroデスクトップを広く使うことが可能です。操作は簡単。Metroアプリケーションのタイルを右クリックし、デスクトップ下部に現れるボタンから「小さくする」をクリックしてください。これで、タイルが小さくなるため、多くのMetroアプリケーションを使用する際も使いやすくなります(図09~10)。

図09 小さくするMetroアプリケーションのタイルを右クリックし、「小さくする」をクリックします

図10 こちらはすべてのMetroアプリケーションを小さくした状態。ここから取捨選択すれば、少しは使いやすくなるでしょう

そのMetroアプリケーションですが、いくらWindows 7と同じ使用スタイルを貫くことで使用頻度が低くなる可能性が高くとも、何もしないのは面白くありません。とりあえず天気を表示する「Weather」を試したところ、「This app is not available in your market.」と日本国内をサポートしてない旨を示すメッセージが表示され、起動できませんでした。そこで、Windows Storeに用意された日本向けMetroアプリケーションをインストールしてみましょう。タッチパネル型デバイスを意識してあるだけあって操作は簡単。クリックしていくだけでインストールから起動までの操作が完了します。現在Windows Storeに並ぶMetroアプリケーションは基本的に無料。今後どのタイミングで有料版アプリケーションが提供されるのかは不明ですが、今のうちにMetroアプリケーションを色々と試してみましょう(図11~14)。

図11 Metroデスクトップの「Store」をクリックして、Windows Storeにアクセスします。ページ中ほどにある「旅行」カテゴリに「Jalan」があるのでクリックしてください

図12 これでMetroアプリケーションの詳細が表示されます。「インストール」をクリックしてください

図13 しばらくするとMetroデスクトップに、インストールしたMetroアプリケーションが並びます。同じようにクリックして起動してみましょう

図14 地域やホテルのタイプなどを選択すると、宿泊先一覧が表示されました

触れて一日と経っていませんが、筆者は[Win]キーでMetroデスクトップに戻るスタイルが定着してきました。また、起動中のアプリケーションは従来型デスクトップ向けアプリケーションやWinRTベースのMetroアプリケーションに限らず、[Win]+[Tab]キーで切り替えることが可能です(図15)。

図15 [Alt]+[Tab]キーでWindowsフリップ相当のタスク切り替え機能が起動します