2012年の春夏モデルをお披露目するカシオの時計新製品発表会が、同社の本社ビルにて開催された。ここでは全体的な概要と発表会としての雰囲気をお伝えしたいと思う。ラインナップ各モデルの詳細は追ってご紹介しよう。
なお、今回の発表会とは別に、3月開催のバーゼル・フェア(BASELWORLD 2012)でも何らかの動きが明らかになるかもしれない。そちらも詳細が判明次第(現地から)お伝えしたい。
黒を基調にした、渋めのエントランスに掲げられた今回のテーマ「Smart Access to Smart Functions」 |
Smart Accessの技術解説。マルチモーターと電子式リューズスイッチが2大キーワードだ |
今回のテーマは「Smart Access to Smart Functions ~多機能と操作性の融合。進化する機能美、BEST BRAND~」。ここ数年のカシオ時計製品に通底する、"デジタル技術が可能にする新たなアナログ表現の追求"という開発思想(カシオはこれを"マルチミッションドライブ"と呼んでいる)を定礎として、これを「普遍化」と「深化」という2つのベクトルで加速させた印象だ。
看板ブランド「G-SHOCK」
カシオ腕時計の看板ブランドであり続けるG-SHOCKは、ビッグフェイスがキャッチーな「GA-100」の流れを汲む新製品「GA-150」(3月発売予定)が登場。ストリートモデル「G-LIDE」シリーズも含め、豊富なカラーバリエーションとタイアップモデルが発表された。
G-SHOCKとスマートフォンの連携で大きな話題となった"スマートウオッチ"G-SHOCK「GB-6900」(3月16日発売予定)にもカラーバリエーションが発表され、デモが行われていた。GB-6900が対応する通信規格「Bluetooth Low Energy」のプロファイルを搭載したスマートフォンは各キャリアから発表されており、その普及も近いと見られる。