Windows 8 Consumer Previewを新規インストールする
今度はISO形式ファイルやUSBメモリを用いた新規インストール手順を紹介しますが、従来のWindows OSと同じくアップグレードインストールと新規インストールの差異は多くありません。まずは前述の手順や「Windows 7 USB/DVD Download tool」で作成したDVD-R/USBメモリからコンピューターを起動しましょう。Windows 7と同じようにセットアッププログラムが起動し、インストールする言語やキーボードレイアウトの選択をうながされます。続く手順もWindows 7のインストール時と同じく、プロダクトキーの入力やライセンス条項の同意、インストールの種類と進みます(図26~29)。
図29 同じくWindows 8 Consumer Previewのライセンス条項が表示されます。内容を確認し同意できるようであれば<同意します>をクリックしてチェックを入れてから、<同意する>ボタンをクリックしてください |
今回は新規インストールとして手順を解説しますが、Windows VistaやWindows 7とデュアルブート環境を作成する場合も「カスタム設定」をお選びください。図31で表示される内容から既存OSが導入されていないドライブを選択し、インストールを続行することでデュアルブート環境を構築できます。後の手順はアップグレードインストール時と似通っているため割愛しますが、相違点となるのが個人設定(図30~31)。
図31 Windows 8 Consumer Previewをインストールするドライブを選択して<次へ>ボタンをクリックします。なお、既存OSとのデュアルブートを行う場合は異なるドライブを選択してください |
新規インストールでは、Microsoftアカウントによるサインインを前提としています。前述のとおりWindows Live IDから名称変更したMicrosoftアカウントを用いてWindows Storeにアクセスし、アプリケーションの購入や課金状況の管理を行うための拡張が行われました(蛇足ですが「Microsoft Your Account」は既に用意されており、購入履歴なども確認できます)。そのため、Microsoftアカウントの使用を前提としているのでしょう。また、同アカウントのセキュリティレベルを強化するため、通常の電子メールアドレスやSMS(携帯電話のメールアドレス)を用いたパスワード復元機能も用意されています(図32~35)。
これでWindows 8 Consumer Previewのインストール手順に関する紹介は完了しました。次回はUI(ユーザーインターフェイス)が変化したMetroスタイルデスクトップや従来のデスクトップの操作方法などを紹介する予定です。Windows 8 Consumer Previewをインストールされた方は是非ご覧ください。
阿久津良和(Cactus)