「FH56/GD」最大の特長は、地上デジタル/BS/CSの3波対応チューナーを2つ搭載していることだろう。テレビの視聴をはじめ、裏番組録画、2番組同時録画ももちろん行える。

テレビの視聴や録画に用いるアプリケーションは、従来のFMVシリーズでも採用するPIXERAの「Digital TV Box」だ。視聴に関する設定が容易なのはもちろん、録画の設定も簡単に行える。全体的にメニューの文字が大きく表示されるので、20インチディスプレイを搭載した「FH56/GD」なら、多少離れた位置からでも見やすく、操作もしやすいだろう。

裏番組録画などメニューは大きな文字で表示されてわかりやすい

「FH56/GD」はフルHD画質で15倍の長時間録画が可能となっている。HDDは2TBのSATA HDDを搭載しており、仮に2TBの容量をフルに使って録画した場合、約2,686時間録画できるという。

録画した番組の管理も扱いやすい画面で行える

録画したファイルは、ドコモの「ブルーレイディスクレコーダー連携」が搭載されている携帯電話向けに書き出すことが可能だ。また、光学ドライブには、BDXLに対応したブルーレイディスクドライブを採用し、大容量ファイルの書き込みも問題なく行える。

スピーカーはオンキヨー製で、DTSサラウンド機能としてDTS Ultra PCII Plusを採用する。また、電源オフ時にも本体内蔵スピーカーを外付けスピーカーとして利用可能にする「パワーオフスピーカー」を搭載する。電源をオンにしなくてもポータブルオーディオプレーヤーなどを接続して、大音量で音楽を楽しむことができる。

スピーカーはディスプレイ下部に配置。DTS Ultra PCII Plusも採用

本体の電源が入っていない状態でも、ポータブルオーディオ等の外部スピーカーとして利用できる

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