「ESPRIMO FH56/GD」は20インチワイドディスプレイや地上デジタル/BS/CSの3波対応チューナーを搭載したAV機能を重視の液晶一体型PCだ。

全体的に直線で構成されたデザインはすっきりとして、よくまとまっているといった印象を受ける。カラーはスノーホワイト、シャイニーブラック、ワインレッドの3種類が用意されている。今回借りられた試用機の本体カラーはスノーホワイト。ディスプレイベゼルには透明のアクリルパーツがかぶせられており、本体に透明感がプラスされている。

本体上面に電源ボタンや音量調整ボタン、エコモードへの移行ボタン、ディスプレイオフボタンをハードウェアキーで実装している。最近ではタッチパネルやタッチセンサによるキー操作を搭載しているモデルも多いが、応答速度や押した手応えのあるハードウェアキーの方が安心という人もいるだろう。

電源ボタンなど、本体上面にハードウェアキーが並べられている

ディスプレイ上部中央には130万画素のウェブカメラが埋め込まれている

ディスプレイ上部右よりは、右からリモコン受光部、明るさセンサー、各種インジケーターとなっている

奥行きは通常の状態で170mm。チルト機能が搭載されており、10度から30度まで無段階にディスプレイの傾斜を調整することができる。「FHシリーズ」のフット部は短めであるため、ディスプレイを見る位置によっては、見下ろすような形になることもあり、傾斜の調整のしやすさがそのまま使いやすさに直結している。

インタフェースは、USBポート以外の多くが背面に配置されている。普段から頻繁につけ外しを行うもの、そうでないものとコードや接続機器の取り回しに関しては、考えて使う必要があるだろう。

本体右側面には光学ドライブとUSB 2.0ポート×1がある。USBポートは電源オフ状態で外部機器の充電等に利用できる

左側面にはダイレクト・メモリースロット×1とUSB 3.0ポート×2を配置

背面にはアンテナ入力端子×1、USB 2.0ポート×3、LANポート×1、ヘッドホン出力/ライン出力兼用端子×1。マイク入力/ライン入力兼用端子×1などが配置されている。スタンド中央にはアンテナケーブルを通せるホールが設けられている

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