なお、プラグインは現在も開発が続けられているものがあり、その大半はAkelPadのフォーラムで公開されますが、プラグインを個別に更新するのは一苦労です。そこで、プラグインを自動的にアップデートする「AkelUpdater」を導入しておきましょう。プラグインのダウンロードページにアクセスし、「AkelUpdater」を導入しましょう。

同圧縮ファイルの中身は同名の実行ファイルですが、AKelPadを導入したフォルダー(通常は「%ProgramFiles%\AkelPad」)下にある「AkelFiles」フォルダーに移動させないと実行できないので注意してください。この実行ファイルをダブルクリックで起動すれば、自動的にアップデートサイトにアクセスし、本体およびプラグインの更新情報を取得し、アップデートが可能になります(図44~47)。

図44 プラグインのダウンロードページにアクセスし、「AkelUpdater.zip」と書かれたリンクをクリックします。通知バーが表示されたら<ファイルを開く>ボタンをクリックしてください

図45 エクスプローラーもしくは任意の圧縮/伸張ツールが起動したら、「AkelUpdater.exe」を展開します

図46 AkelPadを導入したフォルダーの下にある「AkelFiles」フォルダーに同ファイルを移動させます

図47 同ファイルをダブルクリックで実行すれば、アップデータが起動します。<Update>ボタンをクリックしてプラグインを更新させましょう

いちいちAkelUpdater.exeを実行するのが面倒な方は、プラグイン「Hotkeys::Main」を使用しましょう。外部コマンドを実行する「Exec」を利用し、コマンドとして「Exec(C:\Program Files (x86)\AkelPad\AkelFiles\AkelUpdater.exe)」(パスは環境によって変更してください)を実行できる状態にしてください。最後に使用頻度が低いホットキーを設定してやれば、AkelPad実行中にアップデートの実行が可能になります(図48~50)。

図48 プラグインの一覧から「Hotkeys::Main」を有効にしてから、ダブルクリックで実行します

図49 任意の名前とホットキーを割り当ててから、コマンドとして「Exec(`C:\Program Files (x86)\AkelPad\AkelFiles\AkelUpdater.exe`)」を指定。<Close>ボタンでダイアログを閉じます

図50 図49で指定したホットキーを押せば、アップデータが実行可能になります

海外産オンラインソフトなだけに、日本語周りに関する機能も部分的には見劣りし、プラグインもほぼ皆無ですが、気軽かつシンプルに使えるAkelPadはユーザーのアイディア次第で気軽に使えるテキストエディターとなるでしょう。メモ帳の代わりを求めながらも、必要な機能が見つからない、もしくは不要な機能が多くて困るというユーザーは、本テキストエディターをお試しください。

AkelPadの紹介は以上です。ナビゲーターは阿久津良和でした。次回もお楽しみに。

Cactus