そのほか、WiMAXを内蔵するタブレット端末「Eee Pad TF101-WiMAX」(ASUS製)の紹介も行われた。こちらはASUSから発表される前とのことで、野坂氏の口からは仕様などの概要説明のみ行われた。10.1インチの高精細液晶画面とキーボードが分離できるのが特長で、最大6台までのWiMAXのテザリングに対応。大容量バッテリーにより、16時間の長時間駆動が可能であるという。

キーボードとセパレートできるタブレット端末「EeePad TF101-WiMAX」。今回キーボード部分は展示されていなかった

側面には電源ボタンと音量ボタン(写真左)、本体下端にはキーボードとの接続端子およびヒンジを備える

背面の様子

登壇する香山氏

最後にプロモーション関連として、マイクロソフト社との共同プロモーション「カンタン!スピーディ!すぐネットPC」についての説明が行われた。本プロモーションはUQ、マイクロソフト両社でWiMAX搭載モバイルPCの販売促進をしていくというもの。これまでUQはインテルやPCメーカー、家電量販店との提携に力を入れてきたが、マイクロソフト社と提携してWiMAXを組み込んだモバイルPCを発売する試みは初めてとなる。これは、野坂氏によれば「通信キャリアである我々の長年の悲願だった」ことだという。

会場に招かれた日本マイクロソフト 執行役常務 コンシューマー&パートナーグループ担当の香山春明氏は「今後、PCのコンシューマー市場においては対モバイルとのシェア争いが激しくなってくる。販路拡大のため、通信事業者との提携は重要と考えていた。OSを立ち上げたと同時にインターネット回線に接続されるモバイルPCというのは非常にバリューがある。これはモバイルPCの重要な訴求ポイントで、販売時の大きなメッセージにつながる」と話し、UQコミュニケーションズとの今後の共同プロモーション展開に是非期待して欲しい、と力強く述べた。

共同プロモーションのロゴ(写真左)

会場に展示されていたWiMAX内蔵PCの「Let's note SX1」(パナソニック製)(写真左)と、「Ultrabook dynabook R631」(東芝製)

そのほか、プロモーション関連では京都大学の学生・職員が学内で気軽にWiMAXを利用できるようになる「キャンパスネットワーク」の提供を2012年4月1日より開始予定であることも紹介された。UQでは本サービスの実現を皮切りに、今後は他大学でも利用できるように展開していきたい考えであるという。

4月1日から始まる京都大学キャンパスネットサービス

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