冷却性能重視のミニキューブケース

アビーの「acubic B20」は、冷却性能を重視したMini-ITXケース。フロントパネルに500カ所近い吸気口が開けられており、エアフローが強化された。通常のATX電源が使えるという特徴は従来通りで、Mini-ITXマザーでも強力なCPU/GPUを使いたい向きにはいいだろう。価格は24,000円前後。

フロントの吸気口が特徴的な「acubic B20」。同社は"激冷えミニキューブ"を謳う

冷却ファンはフロント側に1つ。3.5/2.5インチベイを備え、スリムドライブも利用可能

そのマイクロATX版と言えるのが「acubic B10」。このモデルも冷却性能を重視しており、B20と同様のフロントパネルの裏側には、12cmファンを2連装した。全高9cmのCPUクーラー設置スペース、長さ25cmの拡張カードスペース、3.5/2.5インチベイ×各2という、高性能PCを組むための機能も備わっている。価格は28,000円前後。

B20をそのまま大きくしたような「acubic B10」。カラーリングは同社ならでは

フロントには2連装ファン。その手前には3.5/2.5インチのシャドウベイが見える

コスパに優れるハイエンド電源

サイズの「帝力(テイリキ)」は、同社電源ユニット製品のフラグシップモデル。80 PLUS GOLD取得の高効率に加え、13.5cm径の「鎌FLEX」ファンによる静音性も実現。さらに、日本製105℃コンデンサや各種安全回路などを搭載し、高い信頼性も確保した。ファンコンを内蔵し、最大3個のケースファンも接続できるのが特徴だ。ラインナップは750W~1,200Wの4モデルで、価格は16,000円前後~23,000円前後。

「これまでの電源造りのノウハウや静音化技術・ギミックなどをほぼ全て盛り込んだ」(同社)という意欲作

「帝力」の特徴。ケースファン用の3ピン電源端子も3つ搭載しているのが見える