HDMI出力を搭載、USBは2.0止まりなのが残念
インタフェースとしては、USB 2.0×2、HDMI出力、マイク/ヘッドホン端子、SDカードスロットを搭載。USB 3.0に対応していないのは残念だが、必要十分なインタフェースは備えている。ただし、SDカードスロットのフタがダミーカード方式なので、フタを紛失する恐れがあるのと、SDカードスロットの奥行きが短い点が気になった。SDカードを挿入するとかなりはみ出すため、SDカードスロットにSDカードを挿入したまま持ち運ぶのは避けたほうがよいだろう。また、ワイヤレス機能としては、IEEE 802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0を搭載している。
公称バッテリ駆動時間が下位モデルより1時間長い
バッテリは3セルで、容量は3260mAhである。Aspire S3-951-F74Uの公称バッテリ駆動時間は約7時間であり、下位モデル(公称バッテリ駆動時間約6時間)に比べて1時間長くなっている。この差も、ストレージの消費電力の差によるものであろう(SSDのほうがHDDに比べて省電力)。
CPUが上位グレードになっても、JEITAのバッテリ駆動時間計測法では、基本的にSpeedStepが有効になってクロックが低下するため、ほとんど影響しないのだ。バッテリの交換はできないものの、ACアダプタはコンパクトで軽く、携帯性は満足できる。
1,366×768ドット表示の13.3型ワイド液晶を搭載
液晶ディスプレイは13.3型ワイドで、解像度は1,366×768ドットと、現在登場しているUltrabookとしては標準的なスペックだ。光沢タイプの液晶なので、発色は鮮やか。輝度も高いが、外光の映り込みがやや気になることがある。液晶上部には、130万画素Webカメラが搭載されており、ビデオ会議などに利用できる。
キーボードは全88キーで、Ultrabookでは主流のアイソレーションタイプである。主要キーのキーピッチは約19mmと余裕があり、ストロークも十分だ。キータッチは良好だが、Enterキーと「む」キー、右Shiftキーと「ろ」キーなどの間隔がほとんどなく、「¥」キーの幅が狭くなっていることや、右下のカーソルキーが小さいことなど、キーボード右側の配置にはやや無理がある。
キーボードはアイソレーションタイプの全88キー。キーピッチは約19mmで、キータッチは良好だが、右側の配置にやや無理がある |
キーボード右側のアップ。Enterキーと「む」キー、右Shiftキーと「ろ」キー、Backspaceキーと「\」キーの間隔がほとんどなく、カーソルキーも小さいことが気になる |
ポインティングデバイスとしては、タッチパッドを搭載。パッドとボタンが一体化しているタイプで、外観はすっきりしていて美しいが、個人的にはパッドとボタンが分離している方が使いやすいと感じた。
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