本作のバトルは『FF-XIII』をさらに進化させたシステムを採用しており、従来よりテンポの良い戦いが楽しめるようになっている。今回もリアルタイムで時間が経過し、時間と共に貯まっていくATB(アクティブタイムバトル)ゲージを消費して武器や魔法による攻撃を行っていく。また、敵に攻撃を命中させると「チェーンゲージ」が貯まり、連続攻撃を行うことでチェーンボーナス(ダメージ%)が得られる。そしてチェーンゲージが貯まると「ブレイク」状態となり、防御力の高い敵にも大ダメージを与えられるようになる。強敵と戦う場合は、いかにこのブレイク状態にするかがゲーム攻略のカギとなる。
そしてバトル中、イベントシーンが挿入し「シネマティックアクション」モードに突入する場合がある。このモードでは、画面に表示されたスティックやボタンを押すことで大ダメージを与えたり、攻撃を避けたりといったアクションが行えるようになった。
また、今回は6種類の「ロール」(役割)を切り替えながら戦うことになる。ロールを変更することで、キャラクターが使用するアビリティや行動パターンが変化する。本作では、どのキャラクターがどのロールを使用して戦うか、組み合わせるかといったことを決めるものが「パラダイム」、そのパラダイムをバトル中に変更することを「パラダイムシフト」(作戦変更)と呼んでいる。これは前作では「オプティマ」と呼ばれたものだ。
ロールはメニューの「編成&作成」→「パラダイム設定」から設定でき、バトル中にセットしたロールを切り替えることを「パラダイムシフト」(作戦変更)と呼ぶ。また、ロールは「アタッカー」「ブラスター」「ディフェンダー」「ジャマー」「エンハンサー」「ヒーラー」の6種類が用意されている。選んだロールによってキャラクターが使用するアビリティが変化するため、状況に応じたロールの切り替えが重要になってくる。
パラダイムシフトの切り替えは、例えば攻撃を重視するのなら「【セラ】アタッカー【ノエル】アタッカー」、バランス重視なら「【セラ】ヒーラーやブラスター【ノエル】アタッカー」、防御力の高い敵には【セラ】ブラスター【ノエル】ブラスター」でブレイクを狙うといった具合に行う。パラダイムシフトの設定は難しそうだが、ゲーム序盤は使用できるロールが少ないため、冒険を進めながら使い方を覚えられるハズだ。
もちろん、今回もロールは獲得したCP(クリスタルポイント)を使って成長させられる。どのロールを成長させ、どの能力やアビリティを獲得するかはプレイヤー次第だ。
さらに『FFXIII-2』では、戦闘で「モンスタークリスタル」を入手し、クリスタルを落としたモンスターを仲間することが可能となった。仲間にしたモンスターの中から3体選んでパラダイムに組み込むことで(メニューの「編成&作成」→「召喚レイド」から設定)、自動的に戦ってくれる。もちろん、モンスターも成長させられるので、お気に入りのモンスターを見つけてパーティに加えよう。
現在DLC(ダウンロードコンテンツ)第1弾として、『コロシアムバトル「オメガ」 』が配信されている。なんと、戦いに勝利することで仲間にすることもできるのだ。2012年の1月10日までは無料配信される(無料配信終了後の価格は、PS3版が300円、Xbox 360版が240MSP)ので、この最強クラスのモンスター「オメガ」に挑戦して、その実力をチェックしてみよう。
まだまだ、語りつくすことができない『FFXIII-2』。この冬じっくりとプレイしてみてはいかがだろうか?
製品情報
ゲームタイトル | FINAL FANTASY XIII-2 |
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メーカー名 | スクウェア・エニックス |
ジャンル | RPG |
対応機器 | PS3、Xbox 360 |
発売日 | 12月15日 |
価格 | 7,980円 |
CEROレーティング | B(12歳以上対象) |
(C)2011 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN : TETSUYA NOMURA