2011年は、さまざまなメーカーからAndroid OSを搭載したタブレット端末が発売された。筆者も、10.1インチのIPS液晶と着脱式のキーボードタブレット「Eee Pad Transformer TF101」(ASUSTeK Computer製)を購入し、利用している。
本稿では、筆者がオススメするAndroidタブレット活用術として、Eee Pad Transformer TF101で使用しているTwitterクライアントと地図アプリについて解説したい。
1画面3カラム表示のTwitterクライアント「TweetComb」
まずはオススメのTwitterクライアントを紹介しよう。従来のAndroid向けTwitterクライアントでは、タイムラインや自分宛の返信、フォローしているリストなど、1画面にひとつの情報しか表示しない。画面の小さいスマートフォンでは、1画面にひとつの情報を表示するのがちょうど良いだろうが、タブレットでは大画面を活かして、複数の情報を一度にチェックしたいところだ。Honeycomb向けのTwitterクライアントでは、画面が3段や4段などの構成になっており、タイムライン、返信、リストなどを1画面で表示できる。
「TweetComb」は、1画面に3段のカラムを表示するTwitterクライアント。Honeycombらしい洗練されたインターフェイスが特長だ。起動時に表示される[Dashboard]タブには、フォローしているユーザーのタイムラインや自分宛の返信、ダイレクトメッセージのほか、リストやTwitter検索のカラムを表示できる。画面右上の[Status Update]をタップすると、入力用のポップアップが表示されてツイートを投稿可能だ。
[Profile]タブでは、自分のアイコン画像やフォロー数、フォロワー数などを確認できるほか、自分のツイートとお気に入りのツイートのカラムが表示される。[Lists]タブでは、作成したリストやフォローしているリストを最大3カラムまで登録して表示できる。[Search]ダブでは、キーワードやハッシュタグでTwitterを検索でき、検索結果をカラムとして最大3つ登録することができる。
[Lists]タブや[Search]タブで表示しているカラムが、[Dashboard]タブに表示するカラムとして選択できるようになる。[Dashboard]タブには3つ以上のカラムを登録することが可能で、左右にスワイプして表示を切り替えられる。ただし、カラムの順番を並べ替えることはできない。
そのほか、タイムラインの更新は、自動更新に加えてカラム毎・全カラムで手動更新することが可能。自分宛の返信やダイレクトメッセージの新着を通知する機能も備えている。また、複数アカウントの利用も可能だ。なお、TweetCombは、横画面専用のアプリとなっている。
カスタマイズ性の高い国産Twitterクライアント「HoneyTweet」
TweetCombの対抗馬となるのが、国産のHoneycomb向けTwitterクライアント「HoneyTweet」だ。カスタマイズ性が高いのが特長で、1画面に表示するカラムの段数を2~4から選択できる。また、横画面だけでなく、縦画面にも対応しているため、片手でタブレットを持ちたいときにも便利だろう。
カラムとして配置できるのは、フォローしているユーザーのタイムライン、自分宛の返信、ダイレクトメッセージに加えて、リストとTwitter検索となっている。1画面に表示できるカラムは最大4つだが、4つ以上のカラムを登録することが可能で、1画面に表示しきれなかったカラムは、左右にスワイプして閲覧することになる。
TweetCombではカラムの順番を並べ替えることができないが、HoneyTweetではカラムの順番を自由に並べ替えられる。自分宛の返信やダイレクトメッセージのカラムも配置したいが、閲覧頻度が低く、右側の最後のほうに配置しておけば十分という人には最適かもしれない。タイムラインの自動更新の間隔はカラムごとに設定することが可能で、1分や3分といった時間での指定に加えて、「ストリーミング」を選択することもできる。