みんゴルを楽しむ

みんゴルを起動すると、PlayStationと同様のオープニング画面が表示される。最近のゲームと見比べると、ドットの粗い表示だが、昔のままの見た目だ。

みんなのGOLF 2起動後、まずはセーブデータに名前をつける。十字ボタンでカーソルを動かして○ボタンで決定

メインメニュー。「ゲーム」を選べばすぐにゴルフで遊べる

コントローラーは画面上にボタンが表示されるので、それを使って操作する。初代PlayStationの最大解像度640×480に対して、Xperia acroは854×480なので、横方向にワイドで、画面の左右が余る。LRボタンなどはそこに配置されている。ただし、ゲームの設定から画面を引き伸ばして全画面表示にすることも可能だ。

コントローラーは、初期型のボタンが再現されており、通常のゲーム操作には支障がない。本体を左右から挟んで親指でボタン操作をするため、操作感も近いものがある。ボタンにタッチすると画面が振動するフィードバックもあり、Xperia acroで触った限りは、反応が悪くてボタン操作がしにくい、といったことはなかった。コントローラーが画面も兼ねている(もしくはその逆)というのは、ゲームによっては操作性が良くも悪くもなりそうだが、みんゴルに関しては大きな問題は感じない。

ゲームとしては、ストローク、マッチ、ツアー、ミニゴルフ、VS、トレーニングの6ゲームがある。4人まで対戦できるストローク、1人で20の大会に参加するツアーなど、バラエティに富んでいる。

ゲームの種類は6種類

キャラクターは当初3人から選べる

例えばストロークでは、プレイヤーの数を選択し、キャラクターを選び、コースを選択するとゲームがスタートする。ゲームの操作はPlayStationと同様で、L1/R1でクラブを選び、十字ボタン左右でショット方向を決め、○ボタンを押してショットを行う。タイミングを合わせてボタンを押す必要があり、テストしてみると自分の思った位置で反応しているので、ボタンの反応は良さそう。

ゲーム画面。画面下部の「SELECT」「START」の2ボタンは、中央にある下矢印ボタンを押して隠すことができる

ショットを放つと、ボールを追って画面が移動する

ゲーム中の操作は、すべて画面上のコントローラーを使うので、スマートフォンとは言えタッチパネルで画面全体に触れて操作できるわけではない。名前入力の時など、十字ボタンと○ボタンを使うと入った手間のかかるやり方しかできないが、この辺りは仕方ないだろう。

18ホールで遊べる

最終的に結果が表示される

Xperia acro標準のボタンは、みんゴル起動中、戻るボタンは動作しない。ホームボタンを押すとホーム画面に戻り、ゲームは中断状態になる。通知領域にはゲーム機道中のアイコンが表示されており、ここからいつでもゲームに戻れる。ゲームの最中でも、電話をしたりSNSをチェックしたりといった操作はすぐに行えるようになっている。ただし、Androidはメモリが減ると自動的にアプリを終了する仕組みがあるので、ゲームをしばらく中断する場合は、きちんとセーブしておいた方がいいだろう。

途中で中断も可能。明示的に中断しなくても、好きなときにスマートフォンの機能に戻れるが、中断する時間が長い場合は中断処理をしておいた方がいい

状態保存していれば、続きから開始できる

メニューボタンを押すと、アプリの設定が行える。特にコントローラーの設定が行えるので、一度チェックしておくといいだろう。メニューからは、ゲームの終了、画面表示、コントローラーの設定などが選べる。このメニュー画面では、Android標準の操作方法になるので、画面タッチで選択、戻るボタンで前画面に戻る、といった操作になる。

メニューのコントローラー設定

ボタンのカスタマイズが可能

コントローラーの設定では、画面コントローラーを消して、外付けのコントローラーを使ったり、ボタンのサイズを変えたり、といった変更ができる。特にボタンの大きさは、使ってみて自分に合ったサイズに変更しておくといいだろう。

ボタンサイズの変更もできる

実際に試してみると、スマートフォンの小さな画面とはいえ、携帯型ゲーム機に慣れている人であったら違和感なく使え、十分に楽しめる出来だと思う。Xperia acroのスペックであれば、起動に少し時間がかかることを除けば、プレイ中の引っかかりは特に感じない。

画面サイズの変更画面

これがノーマル

こちらはスモール

全体を引き伸ばしたズーム

全体が表示できる様に拡大したフル

Xperia acroでも、風向きを考え、方角を考えてショットするといったみんゴルの楽しさは十分に体験できる。テレビ画面に縛られないので、いつでもすぐに遊べる気軽さと便利さはある。携帯ゲーム機を買わないけど、暇つぶしにゲームをしたいというライトユーザーにとっては、スマートフォンで簡単にゲームができるので、ゲームユーザーの拡大にもつながりそうだ。

(C) 1999 Sony Computer Entertainment Inc.

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