So-net モバイル 3Gによる実際の通信速度を確認するために、Androidアプリの「Speedtest.net」を用いて、通信速度の計測を行なってみた。都内の屋内で3回の計測を行ったところ、平均速度は下り3.55Mbps/上り0.37Mbpsとなった。
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実際の通信速度は、平均で下り3.55Mbps/上り0.37Mbpsとなった |
So-net モバイル 3Gの利用シーン
So-net モバイル 3GのSIMカードをスマートフォンで利用するには、上記のようなAPNの設定が必要になるが、比較的簡単に導入できるといえるだろう。何と言っても、月額2,770円の定額で利用できるのは魅力だ。ただし、So-net モバイル 3Gは、データ通信のみのサービスとなるため、3Gによる音声通話はできない。また、SMSも利用できないことに加えて、spモードメールや緊急地震速報などのNTTドコモのサービスも利用できないので注意しよう。
このような点から、あくまでSo-net モバイル 3Gは、メインで使うフィーチャーフォンなどを持っていて、サブでスマートフォンを使いたい場合などの2台目での利用が中心となるだろう。音声通話や携帯メールなどが使えるフィーチャーフォンがあるのであれば、2台目にスマートフォンを新規契約するよりも、月々の利用料金を格段に削減できる。Webブラウジングやアプリを利用するだけなら、So-net モバイル 3Gで十分だと言える。
また、So-net モバイル 3Gでどうしても音声通話がしたい場合などは、データ通信で利用できるインターネット電話サービスのアプリを使うという手もある。「Skype」のアプリをインストールすれば、Skypeユーザー間の無料音声通話ができるほか、有料サービスのSkype Outを利用して固定電話や携帯電話へ発信することも可能だ。
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「Skype」などのアプリを使えば、データ通信を利用して音声通話もできる |
有料サービスのSkype Outを利用すれば、固定電話や携帯電話への発信も可能 |
さらに、NTTコミュニケーションズがサービスを提供している「050 plus」の場合、月額基本料金の315円がかかるものの、固定電話や携帯電話に発信できるうえ、「050」から始まる電話番号を取得して通話の受信も可能となっている。
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固定電話や携帯電話への発信のほか、「050」から始める電話番号も取得して受信できる「050 plus」 |
インターネット電話を3G回線で利用すると、遅延や途切れが発生することもあるため、音声通話をSo-net モバイル 3G一本にまとめることは難しいだろうが、メインの携帯電話を紛失したときやバッテリーが切れたときなどの緊急用として音声通話を確保しておけば心強いと言える。
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FOMAネットワークを利用するMVNOサービスの「So-net モバイル 3G」について紹介してきた。現在、So-netのISPを利用しているユーザーであれば月額2,770円、利用していない場合でも月額2,980円で定額データ通信が可能である。通信速度も下り最大14Mbps/上り最大5.7Mbpsと高速だ。
SIMカード単体で提供されるほか、モバイルWi-Fiルーターも提供されており、さまざまな利用方法が考えられる。SIMカードの場合、SIMフリーのスマートフォンやNTTドコモ向けのスマートフォンなどに装着して利用可能で、低価格で運用することができる。データ通信のみのサービスであり、メインの携帯電話として使うことはあまり考えられないが、2台目としてスマートフォンを持ちたい場合などには、利用を検討しておきたいサービスだと言えるだろう。
(提供：AndroWire編集部)
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