バックアップカプセルを使ったバックアップ

HDM 11にはバックアップカプセルというバックアップファイルを不可視領域に保存する機能がある。まずは、オプションの[バックアップカプセルの管理]を選択する。ウィザードが起動するので、どのくらいの容量の領域をバックアップカプセルに確保するかを設定する。

図11 バックアップカプセルのサイズ

わからない項目があったら、デフォルトの設定を選べばよい。パーティション変更と同じ操作になるので、再起動後に実際の操作が行われる。

図12 不可視領域の作成

では、バックアップしてみよう。オプションから[Paragon Hard Disk Manager 11の起動]を選択する。これまでエクスプレスモードから、HDM 11の画面となる。

図13 Paragon Hard Disk Manager 11

ディスクマップには、バックアップカプセルが作成されているのがわかる。メニューバーから、[ファイルのバックアップ]を選び、ウィザードを起動する。ここでは、ドキュメントフォルダをバックアップする。

図14 バックアップ対象を選択

次に保存場所となるが、ここで、バックアップカプセルを選択する。

図15 保存先をバックアップカプセルに

あとは、除外ファイルなどを設定し、ウィザードを終了する。この時点では、バックアップは行われない。図13に戻ったら、[適用]ボタンをクリックすると、バックアップが行われる。

図16 バックアップの完了

バックアップカプセルにバックアップファイルを保存することで、誤って削除してしまうといったミスを防ぐことができる。復元も簡単である。いくつかの方法があるが、HDM 11の[イメージビュー]タブで、バックアップファイルを確認する。そして、右クリックメニューから[バックアップイメージからファイルを復元]を選ぶ。

図17 バックアップイメージからファイルに復元

ファイル転送ウィザードが起動するので、復元したいファイルを選ぶだけである。

図18 復元したいファイルを選択

さらに復元先を選択する。

図19 復元先の選択

あとは、上書きの確認などが行われ、復元が実行される。