さらに、スーツケースに対して「いまどこ? 」と投稿すると、「家の玄関にいるけど、なぜ? 」と返答。これに「最速でこっちに来られる方法は? 」と問いかけると、「約2時間。(運送会社の)Courier Inc.で50ユーロですが、使いますか?」と返答してくる。これに「使用する」と返答すると、運送会社に連絡が行き、集配に来たら玄関をリモートで開けてスーツケースを受け取って配送することができるという。
このスマートホームの展示はあくまでデモンストレーションではあったが、ブースの説明員によれば来春にもサービスはスタートすることができるという。
広がり始めるTD-LTE
中国を中心に広がりを見せているTD-LTEは、China Mobileのブースで大々的に紹介されていた。日本ではソフトバンク傘下のWireless City PlannningがスタートするAXGAサービスが、「TD-LTEと100%互換」(ソフトバンク・孫正義社長)となっている。
ブースでは、TD-LTEに対応した端末などを紹介。MTKのTD-LTEスマートフォン、NokiaのTD-LTE内蔵PC、ポータブル無線LANルータ、USBドングル、TD-LTEタブレット、PC内蔵用のMini PCIeカードなどが展示されていた。
このほかブースでは、TD-LTEのデモンストレーションも行なわれており、上り最大80Mbpsを超える速度を実現。その通信速度をアピールしていた。
細かいアイテムとしては、香港を拠点とするChannel EnterprisesのブースにあったiPhoneケース「CA-03」が興味深かった。一見すると普通のiPhoneケースだが、背面に栓抜きが組み込まれており、瓶や缶を開けることができるというものだ。iOSアプリもセットで提供される点が特徴。このアプリは、栓を開ける動作をする度にカウントされる、という単純なアプリだが、開けたときの位置情報を保存したり、開けるときに音楽を流したり、録音をしたりといった遊び心のある機能が盛り込まれている。
(提供:AndroWire編集部)
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