スレッドペイン列には[重要度]もあるが、こちらはアイコンではなく文字で重要度が表示されるようになる。Thunderbirdのデフォルトの機能である。Priority Switcherならば、アイコンを使いたい。重要度を変更する方法は3つある。メッセージやスレッドを選択し、ツールバーに追加したアイコンから重要度を選択する(図11)。

図11 ツールバーのアイコンから選択

または、選択したメッセージやスレッドのコンテキストメニューから重要度を選択する(図12)。

図12 コンテキストメニューから選択

最後は、追加した重要度(アイコン)列のアイコンをクリックする。5段階の重要度となしが巡回する(この機能は、設定で無効にもできる)。重要度を設定したのが、図13である。

図13 設定された重要度

赤が最高レベルの重要度を表す。最低は下向きの灰色の三角である。デフォルトでは、重要度(アイコン)列はいちばん右に配置されるが、位置の変更も可能できる。たとえば、スターと並べてみると、図14のようになる。

図14 重要度(アイコン)列を移動

スターと関連付けなどをすると、便利かもしれない。このように好み応じて位置を変更することで、より効果的に使うことができるであろう。以上のように重要度を設定できるが、Priority Switcherの機能はこれだけではない。アドオンマネージャから、[設定]を選択する。Priority Switcherの設定画面となる(図15)。

図15 Priority Switcherの設定画面

設定したいのは、[メッセージ保護]である。重要度のレベルやスターの有無によって、メールの削除をする際に確認をするものである。ここでは、重要度が「高」以上のメッセージの削除で確認を行うようにした。実際に削除しようとすると、図16のメッセージが表示される。

図16 確認メッセージ

このようにすれば、誤って重要なメッセージを削除することはなくなるだろう。Priority Switcherの基本的な機能のみを紹介したが、使い方次第では、より便利になる。Firefox同様に、アドオンでより自分好みに拡張することができるのは、大きな魅力といえるだろう。上述したように、機会あれば、他のアドオンも紹介したい。