コンシューマー向け製品では一般化した大画面搭載の一体型デスクトップPCを、法人向けとしてリリースしたのが「HP Compaq 8200 Elite All-in-One/CT Desktop PC」だ。23インチワイドディスプレイを搭載の一体型企業向けデスクトップPCを試用してみた。

「HP Compaq 8200 Elite All-in-One/CT Desktop PC」

試用機の主な仕様   [CPU] Intel Core i5-2500S vPro(2.70GHz)   [メモリ] 2GB(最大8GB)    [HDD] 250GB   [光学ドライブ] 8倍速DVD-ROMドライブ(スリムライン)   [グラフィックス] Intel HD Graphics(CPU内蔵)   [ディスプレイ] 23インチワイド フルHD(1,920×1,080ドット)   [ネットワーク] LAN端子(10/100/1000BASE-T)、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN(オプション)   [インタフェース] USB 2.0×6、ヘッドフォン、マイク、ラインイン、ラインアウト、1.3メガピクセル(30フレーム/秒)Webカメラ/モノラルマイク(ディスプレイ内蔵)、2W×2内蔵スピーカー(ディスプレイ内蔵)   [サイズ/重量] W583.84×D220.29×H471.41mm/8.5kg   [OS] Windows 7 Professional 正規版(32bit)   [価格] 98,700円(HP Directplus、送料込)  

ノングレアディスプレイ採用のビジネスモデル

HP Compaq 8200 Elite All-in-One/CT Desktop PCは、コンシューマー向けモデルのグレアタイプではなく、非光沢加工のノングレアディスプレイ。ディスプレイパネルはLEDバックライトを採用しており、ちらつきが少なく省電力だ。フルHD対応だから、いくつものウィンドウを広げて並行作業することの多いビジネス用途にも向いている。大型のExcelシートなども一覧化しやすく、仕事がやりやすくなるはずだ。

セパレートタイプのPCを利用している場合、デスク幅から本体設置分を引いた幅までしかディスプレイサイズを上げられないが、一体型ならばデスクいっぱいのサイズが設置できる。奥行きも、21.5インチ液晶を搭載していた前世代モデル「HP Compaq 6000 Pro All-in-One/CT Desktop PC」と変わらないというのはありがたい。

ディスプレイベゼルは光沢のあるピアノブラックだが、側面から背面にかけては角をとったラウンドフォルムのマットブラックだ。大量に並んでいてもうるさくないデザインであり、後ろ側が見られてもシンプルだから、企業の受付やショールームに置かれていても違和感はないだろう。

本体背面はシンプルなマットブラックで、裏側を見られてもいいスッキリデザインだ