Xi対応により、外出先でもWi-Fi並みの高速通信を利用でき、Web閲覧はもちろん、ネット動画などの大容量コンテンツの閲覧もすばやく快適に行える。また、テザリング機能により、端末をWi-Fiルーター化してPCで高速通信を利用することも可能だ。
Xi対応エリアは、2010年12月のサービス開始以来、東名阪などの主要都市を中心に拡大中だ。NTTドコモはこれまで2011年度末までに全国の基地局数約5,000局、人口カバー率を20%にする計画だったが、これを前倒しして7,000局、25%にするとしている。さらに、2012年度末で15,000局・40%の計画を2万局・60%に、2014年度末で35,000局・ 70%の計画を5万局・98%まで拡大させる計画だ。Xi対応エリアの詳細は、NTTドコモのWebサイトで確認できる。こちらを見るとわかるが、都内近郊ではすでに多くの地域がサポートされている。
Xiを利用するには、Xiデータプランの契約が必要となる。定額制で2年契約の「Xiデータプラン フラット にねん」は月額5,985円であり、FOMAのデータプランの「定額データプラン フラット バリュー」(月額5,460円)と比較しても、差額は500円程度とお得だ。さらに、現在実施されているキャンペーンを利用すると、申込み日から2012年4月30日までの料金は月額4,410円となる。このほか、段階制のXiデータプランもあり、例えば「Xiデータプラン2 にねん」は、月額2,500円から利用でき、上限の月額料金は6,510円となっている。
カメラ機能で写真・動画撮影とビデオ通話
GALAXY Tab 10.1 LTEのメインカメラは、有効画素数約320万画素のCMOSカメラだ。デジカメなどと比べると画素数は低めだが、身近な物のちょっとした写真撮影やホワイトボードなどを記録用に撮影するといった用途であれば、十分通用する画素数だと言えるだろう。また、LEDフラッシュを搭載しているため、暗いシーンでの撮影にも利用できる。
ディスプレイ側には、約220万画素のインカメラを備えている。自分撮りはもちろん、鏡の代わりに使ったりすることもできる。また、プリインストールされている「Qik Video for DOCOMO」や「Google Talk」などのアプリを使えば、スマートフォンやタブレット、PCを利用している相手と無料でビデオ通話することが可能だ(ただしパケット料金は発生する)。
動画の撮影も可能で、1280×720ピクセルのHD動画を撮影できる。撮影時にLEDフラッシュを点けることも可能。タブレットで写真や動画を撮影する機会はあまりないかもしれないが、他に撮影機器を持ち合わせていない場合など、いざという時に活躍するだろう。
大画面でWeb閲覧&アプリの利用も快適
続いて、GALAXY Tab 10.1 LTEでのさまざまなアプリの使用感について紹介しよう。最も利用する機会の多いであろうWebブラウザでは、10.1インチの大画面ならではのブラウジングを楽しめる。
標準のWebブラウザはタブ型のブラウザが採用されている。画面上部に表示されるタブを選択して、複数のWebサイトを並行して閲覧できるので、PCのWebブラウザと比較しても、見た目も操作性も遜色ないと言える。
本体を縦向きにしても十分読める文字サイズで表示される。一度に多くの情報を閲覧したいときなどは縦向きにして効率よく閲覧可能だ。
2本指で画面をタッチして指の間隔を広げたり閉じたりするピンチイン・アウト操作で、ページを拡大・縮小することができ、デュアルコアCPUを搭載しているため、拡大・縮小するときの動作はとても滑らかだ。上下左右方向へのスクロールも滑らかで、軽くフリックするだけで表示範囲を移動できる。