24時間かけ放題の音声通話プランも追加

Xiスマートフォンの登場にあわせて、同社では新たな料金プランも開始する。「Xiパケ・ホーダイフラット」「Xiパケ・ホーダイダブル」の2種類の定額制プランで、「フラット」は月間使用量7GBまで月額5,985円の定額で利用できる。「ダブル」は、利用量5,000KBまでは月額2,100円で、15,500KBまで従量課金になり、月額6,510円で7GBまで利用できる。

Xiスマートフォン向けのデータ定額プラン。いずれも割引キャンペーンで1,575円引きになる

どちらのプランも、7GBを超える場合は、通信速度は維持しつつ、2GBごとに月額2,625円を追加で支払うか、通信速度を128kbpsに制限するかのどちらかを選択できる。この制限は12年10月1日から適用するため、それまでは7GBの制限は適用されず、使い放題で利用できる。

7GBの利用量を超えた場合は、速度制限が追加課金のいずれかを選択できる。ただし、12年10月1日にまでは制限はない

さらに、同社はキャンペーンを実施し、月額料金を上限金額から1,575円割り引き、フラットは月額4,410円、ダブルは上限が4,935円で利用できる。12年4月30日までのキャンペーン料金となる。

「Xiスマートフォンでテザリングを利用する場合でも定額(データプラン)の料金だけで利用できる」ことから、キャンペーン期間であれば5,000円以下でテザリングを使ってPCやほかの無線LAN機器の通信としても利用できるというのもメリットだ。

音声通話向けの料金プランも提供する。音声プランとしては月額780円の基本料金に、通話料が21円/30秒の「タイプXiにねん」を用意。これに通話料割引サービスの「Xiカケ・ホーダイ」(月額700円)をプラスした「Xiトーク24」を提供することで、月額1,480円でドコモユーザー向けの国内通話が24時間無料で行えるようになる。

音声用プラン。タイプXiにねんは従量課金制。これにXiカケ・ホーダイを追加すると、24時間、ドコモユーザー向けの国内通話が無料になる

すでに5,800万を超えるドコモユーザー向けの通話が無料になることが大きなメリットで、山田社長によれば、来年には全体の新製品の半数がXi対応になる見込みで、来年度末には、Xiは500万契約、Xiスマートフォンユーザーは300万前後になると予測している。山田社長はXiトーク24を、「(Xiスマートフォンユーザーの)6割が選ぶとみており、(通話料無料による)収益の影響は数十億円程度」になるという。特に今期の決算に影響はない模様だ。

なお、ドコモでは3GのFOMAサービスにおけるテザリング料金の値下げも実施する。これまでテザリング対応端末を使って、PCなどをインターネットに接続する場合、毎月のパケット定額料金の上限額が10,395円になっていたが、これを8,190円に値下げする。11月1日以降の利用分からの適用となる。このほか、「スマートフォンプライスキャンペーン」も実施。スマートフォンの新規契約、機種変更を行う場合に、来年1月31日まで月々サポートを増額し、端末の実質負担額を5,040円引きにする、というもので、Xiスマートフォンを含むすべてのスマートフォンが対象となる。

FOMA向けのテザリングは上限金額を引き下げ

実質負担金額が5,040円引きになり、Xiスマートフォンは平均で「25,000円から3万円で購入できるようになる」という

同キャンペーンでは、HT-01Aを始め、Xperia X10以前のスマートフォンユーザーに対しては、機種変更時に「端末購入サポート解除料」に相当する額をキャッシュバックする。解除料が「実質無料」になるため、旧機種のユーザーがスマートフォンの買い換えやすいようになる。