アプリケーションの登録
OAuth認証の理屈がわかったところで、アプリを開発する事前準備として、アプリの登録を行い、コンシューマー・キーとコンシューマー・シークレットを取得しましょう。「Twitter Developers」サイト(http://dev.twitter.com/)にアクセスして、「Create an app」をクリックします(図10)。
続いて「Sign in with your Twitter account」ページでは、自分のTwitterのIDとパスワードを入力し、[Log in]ボタンをクリックしてログインします(図11)。
ログインすると、「Create an application」ページが表示されます(図12)。
このページでは、表4のように、これから作るアプリを登録します。
表4.アプリケーション登録の入力項目
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
Name | Twitterに登録する名前(必須) | 登録済でなければ、任意の名前を設定 |
Description | アプリの説明(必須) | 10文字以上 |
Web Site | WebサイトのURL(必須) | 自サイトがあれば、そのURLを入力。なければ、http://twitter.comでもOK |
Callback URL | Webアプリの場合に必要 | Excel VBAでは入力不要 |
Yes, I agree | 規約への同意(必須) | チェックを入れる |
以上の入力が終わったら、CAPTCHA文字を入力して、「Create your Twitterapplication」をクリックすると、アプリケーションが登録されます。引き続き、上のほうにある[Settings]タブをクリックして(図13)、[Application Type]-[Access:]配下の[Read & Write]をチェックして、[Update this Twitterapplication’s settings]をクリックします。
以上の作業が終わったら、上のほうにある[Details]タブをクリックして(図14)、[OAuth settings]のデータを確認してください。
表5のようになっていれば成功です。
表5.OAuth settingsの設定データ
項目 | 内容 | 値 |
---|---|---|
Access level | アクセス権 | Read and write になっていること |
Consumer key | コンシューマー・キー | ランダムな値(アプリのID) |
Consumer secret | コンシューマー・シークレット | ランダムな値(アプリの秘密鍵) |
Request token URL | リクエスト・トークンの要求先URL | https://api.twitter.com/oauth/request_token |
Authorize URL | ユーザーに認証してもらうページのURL | https://api.twitter.com/oauth/authorize |
Access token URL | アクセス・トークンの要求先URL | https://api.twitter.com/oauth/access_token |
Callback URL | Webアプリの戻り先 | None(Excel VBAでは設定不要) |
この情報は、OAuth認証部分の開発で使用します。コンシューマー・シークレットは誰にも知られないように注意してください。
まとめ
今回は、OAuth認証を利用する方法と、Twitterのアプリを開発するための登録までを説明しました。次回は、Excel VBAで、OAuth認証を実装する方法を説明します。お楽しみに。