Androidは、もともとスマートフォンやタブレット向けとして開発されたOSであるが、ライセンスが無料で高機能なことから、電子ブックリーダーやメディアプレーヤーなどにも採用されて話題を集めている。このたびアイ・オー・データ機器が発表した「alimo」は、そのAndroidを搭載したメディアプレーヤーだ。持ち歩いて外出先で使うというよりは、自宅でカジュアルに使うことを前提に設計されており、同社ではホームネットワークプレーヤーと呼ぶ。

大手メーカー各社のテレビなどに対応した赤外線リモコン機能を搭載していたり、クレードルを使わず自立できることなど、よくあるAndroidタブレット端末とはひと味違った製品に仕上がっている。なお、今回のレビューでは試作機を試用しているため、製品版とは細部が異なる可能性があることをお断りしておく。

alimoの外観。薄いタブレット端末とは異なり、スタンド型で自立することが特徴

■主な仕様 [OS] Android 2.2 [CPU] 800MHz [メモリ] RAM/ROMとも512MB [外部ストレージ] SDHC対応SDメモリーカード(最大32GB)、USB Mass Strage [液晶ディスプレイ] 7型ワイド、800×480ドット、静電容量式タッチパネル(マルチタッチ対応) [内蔵カメラ] 約32万画素CMOS(前面)、約200万画素CMOS(背面) [通信機能] IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 2.0+EDR [本体サイズ/重量] W230×D40×H120mm/約470g [店頭予想価格] 34,800円