次に、画面の右側の「GP02設定ツールログイン」にログインしよう。この際のパスワードは、SSIDに接続する際のセキュリティキーと同じだ。表示される画面の左側で「設定」を選択し、「microSD設定」をクリックする。次の画面で共有モードを「HTTP NASモード」に設定して[適用]ボタンをクリックすれば、NAS機能を有効化できる。
再び設定画面のトップページを表示し、右下の「microSD」で「microSDフォルダを表示します」をクリック。すると、NAS化したSDカードのフォルダ階層が表示される。このWebページのインターフェースで、NASに保存しているファイルのダウンロードや、NASへのファイルのアップロードが可能だ。ファイルをダウンロードするときは、ファイル名をクリックしよう。また、ファイルをアップロードする場合は、[アップロード]ボタンをクリックし、ファイルを選択してアップロードする。
そのほか、新規フォルダの作成やファイルの削除が操作可能。なお、GP02端末にWi-Fi接続しているPCなどの端末であれば、どの端末からもNASインターフェースが閲覧できるようになるので、セキュリティには充分注意しよう。前述のURLを使用すれば、スマートフォンやタブレットなどからも、GP02の設定画面やNASインターフェースが閲覧可能だ。
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EMOBILE G4に対応したWi-Fiルーター、Pocket WiFi GP02の基本的な使い方を紹介してきた。今回紹介したNAS機能は他社のモバイルWi-Fiルーターにはない便利な機能で、ユーザーの工夫次第で様々な使い方が可能だ。なお、今回、Pocket WiFi GP02利用時の通信速度については触れていないが、筆者の使った感じでは、持ち運び用としては充分快適なインターネット接続が可能だった。今後、EMOBILE G4の対応エリアが充実してくれば、ますます、使い勝手のよいサービスになるだろう。