イー・アクセスが提供している「EMOBILE G4」は、下り最大42Mbps、上り最大5.8Mbpsの高速モバイルデータ通信サービス。「Pocket WiFi GP02」は、そのEMOBILE G4に対応したモバイルWi-Fiルーター端末だ。本稿ではGP02の特徴、特にNAS機能の使用感について紹介したい。
EMOBILE G4とは
まずは、EMOBILE G4がどんなサービスかを簡単に紹介しておく。EMOBILE G4は、2010年11月に提供が開始した高速モバイルデータ通信サービスで、通信方式に「DC-HSDPA」を採用。通信速度は下り最大42Mbps、上り最大5.8Mbpsとなっている(エリアによっては下り最大21Mbps、上り最大1.4または2.0Mbps)。関東、東海、関西、北海道、九州の一部の主要都市から提供が開始され、2011年3月末時点で全国の人口カバー率は約40%と、現在のところ利用エリアは限られている。EMOBILE G4利用エリア外では、従来のW-CDMA方式の3G接続をサポートしており、下り最大7.2Mbps(エリアにより下り最大3.6Mbps)、上り384kbpsの通信が可能だ。
料金プランは、2年契約で定額制の「EMOBILE G4 データプラン にねんS」の場合で、月額5,580円。なお、2011年9月30日まで実施している「高速モバイルキャンペーン」を利用すると、最大25カ月間の月額料金が3,880円となる。
モバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi GP02」
GP02は、イー・アクセスの人気のモバイルWi-Fiルーター端末「Pocket WiFi」シリーズの最新モデルで、寸法・重量は約102(H)×56(W)×15.5(D)mm・約110g。連続通信時間と連続待受時間は約4.5時間、約140時間。最大5台の端末から同時接続が可能となっている。無線LAN規格のIEEE802.11b/g/nに対応し、暗号化方式ではWEP 128/64bit以外にWPA2-PSK、WPA-PSKもサポートしている。そのほか、microSD/SDHCカードのスロットを搭載。microSD/SDHCカードを装着すれば、USBメモリやNASとして使用できる。