EYE EYE ISUZU × G-SHOCK × BMX = 『G-FLAT』

G-FLATのイベントスタッフは、全員が思い思いのG-SHOCKを腕に巻いていた

続いて、EYE EYE ISUZUプレゼンツのBMXイベント「G-FLAT」だ。BMX(Bicycle Motocross)とは、タイヤのホイール径が20インチである競技用自転車のこと。アクロバティックなレースをはじめ、多彩な技(トリック)を競うフリースタイル系の種目が多い。多少の語弊はあるが、ストリートカルチャーの1つであり、エクストリームスポーツやファッションスポーツとも呼ばれる。

こうしたカルチャー/スポーツのプレイヤーにとって、G-SHOCKは必須のアイテム。ファッション性もさることながら、ハードなアクションで転んだりぶつけたりしても壊れないタフさが支持されている。

さて、G-FLATの会場となったのは、香川県高松市の丸亀町壱番街ドームだ。丸亀町商店街の中にあり、丸亀町壱番街ドームを囲むショップの一角には「アイアイ イスズ 壱番街」が店舗を構えている。アイアイ イスズの本店は高級時計を扱っているが、アイアイ イスズ 壱番街はよりリーズナブルでファッション性の高いブランドが中心。G-SHOCKコンセプトショップのEDGEも、アイアイ イスズ 壱番街がメインとなっている。

G-FLAT会場の丸亀町壱番街ドーム。余談だが、高松市の丸亀町商店街は再生と成功を収めた商店街として有名であり、日本各地の商店街の関係者が視察に訪れている

G-FLATの内容は、BMXの競技やトリックの紹介に始まり、メインイベントはBMXトーナメントバトル。世界で活躍する日本の代表的な8人のBMXトップライダーが集結し、互いの技を競い合ってトーナメントバトルを行う。今回の競技は「BMX FLATLAND」というもので、舗装された平地をBMXでゆっくり走行しながら、アクロバティックなトリックを次々と繰り出す。

イベントは13時から始まったが、時間とともにギャラリーが増え、BMXライダーたちの素晴らしいトリックとバランス感覚、驚きのパフォーマンスに大きな歓声が上がった。トーナメントバトルは2人のBMXライダーが1対1で交互にパフォーマンスし、ギャラリーの拍手と審査員(試合をしていないBMXライダー)の判定で勝敗が決まる。

チャンピオンに輝いたのは、2008年に世界タイトルを獲得し、日本のエースとされる内野洋平選手。その高度で華麗なトリックはもちろん、ギャラリーへのアピールや、ギャラリーをグイグイと引き込むエンターテインメント性にあふれたパフォーマンスが印象的だった。

G-FLATのトーナメントバトルで優勝した内野洋平選手の見事なバランス感覚とライディング

得意技の"ウッチースピン"は、世界中で多くのBMXライダーが採り入れているワールドスタンダードのトリック

ちなみに、内野選手は十数個のG-SHOCKを所有しているとのこと。海外での試合は時計のカウント表示がないことが多く、あと何分などと早口の英語でアナウンスされても聞き取りにくいため、自分の腕時計が必須という。競技中は金属の塊(BMX)が時計に当たったり、転倒して地面にぶつけたりするので、身に付ける腕時計はタフなG-SHOCK以外は考えられないそうだ。BMXに限らず、自転車の競技ではほとんどのライダーがG-SHOCKを使っていると語ってくれた。

G-FLATに参加したのは日本を代表する8人のBMXトップライダー。中央が優勝した内野洋平選手。後ろの7人は、左から西川佳宏選手、森崎弘也選手、田中光太郎選手、北山努選手、森永智和選手、内野恵太選手、木場慎一選手

どんなスポーツも、やはりライブで観るのは格別だ。今回、各選手が自分のお気に入りのG-SHOCKを身に付けて競技したのだが、ものすごく似合っていてカッコイイ。年甲斐もなくBMXをやってみたくなったものの、熱気に当てられた気の迷いと思うべきか…。

会場のすぐとなりのアイアイ イスズ 壱番街にも多くのギャラリーが立ち寄り、美しくディスプレイされた数々のG-SHOCKを眺めていた。G-SHOCKを買うとG-FLAT限定Tシャツなどの特典が付くこともあり、実際に購入していた人も多かった。BMXとG-SHOCKのかっこよさをライブで体験してしまった筆者も、高ぶる気持ちを必死に我慢しながら、後ろ髪を引かれつつ会場を後にしたのであった。