なお、土日の週末には会場内で8コマのミニセミナーも開催。各製品担当者が製品の特徴をユーザーにダイレクトに紹介し、また、「Windows 7+コンシューマークラウドの活用方法」というタイトルでマイクロソフトも講演を行っている。9日土曜日の17:00からのミニセミナーは今やレノボの顔となったThinkPad担当の土居憲太郎氏。Do with Lenovoに引っ掛け「Doi with Lenovo」と題されたステージだった。ThinkPadポートフォリオでは、各製品の特徴を紹介するとともに、海外発表されるも日本では未発売のまま後継製品が発表されてしまった「X120e」の裏事情、ThinkVantage Technologyの新機能と使い方や、土居氏のお約束「のロードマップ」も紹介された。また、昨年のレノボのイベントで起動トラブルが発生してしまった「ThinkPadを踏んでみよう」のリベンジも実施。ThinkPad X1を実際に来場者のひとりが踏み、その後無事に起動するかをステージ上で行い、今年は見事に起動しThinkPadの堅牢性の高さを実証してみせた。

ThinkPad X1のポイントはカバンに入れてもかさばらない薄さと堅牢性。そのほか通常電圧版の高性能な第2世代Core i5、急速充電機能などをピックアップ

ThinkPadを踏んでみてそれでも起動するかどうかのチャレンジ

ThinkPad X1は見事に起動。ちょっと紛らわしい壁紙が使われているが液晶も割れていない

X120eは後継モデルとなるX121eとの間隔が狭く、長期提供を求める業務ニーズに合わなかったため発売を見送ったとのこと。また、X121eと同型でEdge E120/150というグローバルモデルもあるが、こちらはFnキーの使い方やTPMの搭載有無が異なる。そしてそうしたニーズからTPMを搭載するX121eが選ばれたとのこと

節電が叫ばれる今夏注目の省電力機能も紹介。バッテリー延命モードの新機能は、使用中のウインドウはそのまま、壁紙やバックグラウンドのウィンドウなど他の部分のみ暗くすることでバッテリーをセーブ

Lenovo Turbo Boost+は優れた熱設計&管理によってTurbo Boostオンの時間を延長。高クロック動作の時間を長くすることで同じCPUの他の製品よりも高いパフォーマンスを実現するという

ロードマップではIntelの「ウルトラブック」にも触れるも、そうした薄型専用プラットフォーム以前にThinkPad X1で実現した薄さをアピール。また、これ以上薄くし過ぎるとレガシーを含めたビジネスに求められる端子類の搭載に支障が出るなど、レノボならではの悩みもあるそうだ