GPUクーラーの新顔はMSIの製品。MSIと言えばの「Twin Frozr II」だ。これまで同社の搭載製品で人気を高めたクーラーが、リファレンスデザインのGeForce GTX580/570/480/470/465という制限はあるもののすでに購入済みのカードでも利用できる。リファレンスデザインのGTXも500シリーズではかなり静かになったものの、非3D時やゲーム中などでさらなる静かさを求める方は交換を試してみてはいかがだろう。価格は6000円前後。高性能GPUクーラーとしては平均的な価格だが、リファレンスカード+Twin Frozr IIとなると、同社のTwin Frozr II搭載カードよりも場合によっては高くなるので要注意。すでにリファレンスカードを購入されている方向けと見るのが良いだろう。
MSIのTwin Frozr IIの単品販売モデル。GeForce GTX 580/570/480/470/465のリファレンスデザインカードで利用可能。ただし元々のクーラーを外す必要があるので、メーカー保証を受けられなくなる点には要注意 |
間もなく登場する予定というのが80 PLUS GOLD電源ユニット、オウルテックの台湾FSP製「AURUM」。コンセプトは「パーツの削減」で、ICを採用し風を遮るものを減らすことによって熱だまりを解消、電源きょう体内の冷却を高めることで長寿命や消費電力の削減をうたっている。容量ラインアップはやや低めの400W/500W/600W/700W。最近では省電力となったCPUや高性能化した統合GPUをそのまま使う方も増え、そうした方に400Wという低い容量ラインの製品がヒットするのでは、との観測も聞かれた。
FSPの80 PLUS GOLD電源「AURUM」。見ると確かに内部スペースが広々としている |
じゃあ実際どのくらい違うのか、というのがパッケージにプリントされていた。実際にはIC化などを行っているわけだが、それに合わせてヒートシンクも減り緑の基板がよく見える |
少々PCパーツから離れるが、先週末はカフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店にてPCパーツの代理店であるユニティが取り扱うLED電球「XLEDIA」のイベントも開催された。PCパーツの代理店がLED電球を取り扱えば、最近ではPCパーツショップの片隅にLED電球や扇風機など、話題の家電製品を置くことも珍しくはなくなってきている。家電量販店によっては扇風機が売り切れたなんて話も聞こえるが、PCパーツショップはその独特な仕入れルートによって意外やストックも豊富だったりする。PCと同じ仕入れルートということで少々アジアンテイストも出てくるわけだが、そういう点を含めいろいろと楽しめるショップに変貌しつつある。