極薄のSandy Bridge向けMini-ITXマザー
Intelの「DH61AG」は、ロープロファイルが特徴のMini-ITXマザーボードだ。搭載チップセットはH61。SO-DIMMメモリスロットやMini PCI Expressカードスロットなどを備え、バックパネルのコネクタ分しかない薄さを実現している。価格は12,000円前後。
同社はこの製品のフォームファクタについて、わざわざ「Thin Mini-ITX」と書いて区別しているが、Thin Mini-ITX専用のケースというのはまだ出ていないため、現時点で薄さの恩恵はあまりない。しかし、実際にはCPUクーラー分の厚さも見込む必要があるが、ガワを自作する"改造PC"などであれば、この薄さが活きる場面もありそうだ。
1つ注意して欲しいのは、ACアダプタが付属しないこと。この製品は、基板上に19Vの電源端子が用意されており、電源は別途ユーザー側で準備する必要がある。購入の際には対応するACアダプタの情報についても確認しておこう。
SRT向けSSDにmSATA版も登場
先週、Intelから「Smart Response Technology」向けとなる小容量SSD「311」シリーズの2.5インチ版が発売となったが、今週、このmSATAバージョンが新たに登場した。容量は同じく20GBで、メモリタイプはSLC。mSATAコネクタを搭載するマザーボードはまだ数が少ないが、GIGABYTEの「GA-Z68XP-UD3」などで利用できるはずだ。PC DIY SHOP FreeTでの価格は10,980円。
また同ショップには、MLCタイプのSSD「310」シリーズのmSATAモデルも同時に入荷。こちらの容量は40GBと2倍になっているが、価格は8,480円と安くなっている。データ転送速度(リード時最大170MB/s、ライト時最大35MB/s)はSLCタイプの311シリーズ(同200MB/s、同105MB/s)の方が上だが、コスト重視ならこちらの選択肢もありだろう。