赤パッケージのデスクトップ版Fusion
AMDのデスクトップ向けFusion APU「AMD A」シリーズがついに発売、店頭に「A8-3850」と「A6-3650」の2モデルが並んだ。価格はA8-3850が14,000円前後、A6-3650が12,000円前後。両モデルとも初回特典として、3Dレースゲーム「DiRT 3」がバンドルされている。
Fusion APUとしては、すでにE-350を搭載したMini-ITXマザーボードが購入できるが、デスクトップ向けとなるとこれが初めて。今後、ハイエンド向けの「AMD FX」シリーズも投入される予定だが、Aシリーズの最上位モデルでも1万円台前半という価格は、ショップでも好意的に捉えられている。
ただ、100WというTDPを気にする向きもあるが、これは従来チップセットに入っていた内蔵GPUがCPUに移動したという分もあり、トータルで考えれば従来の「100W」という印象ほど電力を喰うわけではない。「売れると思いますよ。内蔵GPUが強力なので大抵のゲームは動きますし、それでこの価格は魅力です」(某ショップ)と期待する声も。
両モデルともCPUは4コアで、動作クロックはA8-3850が2.9GHz、A6-3650が2.6GHz。動作クロックのほか、A8/A6のシリーズとして異なっているのは内蔵GPUのスペック。A8シリーズは400コア、600MHzの性能をフルに利用できるのに対し、A6シリーズではこれが320コア、443MHzに制限されている。購入の際にはそのあたりにも注意して欲しい。