液晶ディスプレイについても触れておきたい。一番大きな変更点はアスペクト比で、ThinkPad X220では16:9の液晶を搭載。試用機の解像度は1366×768ドットで、非光沢タイプのパネルを採用している。従来モデルのThinkPad X201(16:10)と比較すると縦位置の作業領域が狭くなる。また、筆者のThinkPad X61は4:3と比べるとだいぶ"横長"な印象だ。個人的には横長な液晶は好みではないので、割高になってもよいので、ワイド液晶でないThinkPad Xシリーズも販売して欲しい。

X61(左)とX220を並べてみると、ディスプレイのアスペクト比の違いがわかる

駆動時間は、標準の6セルバッテリで最大約8.9時間。通常利用であれば6セルバッテリでも十分な駆動時間だが、オプションの9セルバッテリを使用すれば、最大15時間まで延長できる。

背面。標準の6セルバッテリ装着時は出っ張りのないデザイン

付属のACアダプタ(65W)と電源コード

Sandy Bridgeの実力を十分発揮できるスペックに

ThinkPad X220は前述の通り様々なCTOメニューが用意されており、CPUはCore i7またはi5、i3を選択できるし、ストレージはHDDだけでなくSSDも選択可能だ。ユーザーの選択次第で様々なスペックのマシンを作成できる。

今回試用したモデルはCPUにIntel Core i5-2520M(2.50GHz)を採用したモデルで、メモリは4GB、ストレージはHDD 320GBという仕様になっている。同モデルをWindows 7に実装される性能評価機能「Windows エクスペリエンス インデックス」でチェックしたところ、CPUのパフォーマンス、グラフィックス機能ともに良好なスコアをたたき出した。CTOメニューの選択次第では、さらにパフォーマンスを高めることも可能だろう。

Windows エクスペリエンス インデックスとCPU-Z