東京ビックサイトで27日まで開催されている「ワイヤレスジャパン2011」では、携帯電話を始めとする無線技術を用いた製品やサービスの展示が行われている。本稿では、スマートフォン/タブレットを中心に展示の一部を紹介する。
NTTドコモのブースでは、先日発表されたばかりの夏モデルのスマートフォン新製品などを展示。「GALAXY S II SC-02C」や「Xperia acro SO-02C」を実際に触って使用感を確認できるタッチ&トライのコーナーでは、多くの人が行列を作っていた。
また、スマートフォン向けサービスも多数展示。法人向けサービスの「スマートフォン遠隔制御サービス」は、社員が利用しているスマートフォンを一括管理できるソリューション。端末紛失時に、PCのWebブラウザから遠隔操作で端末にパスワードロックをかけたり、データの個別削除や初期化を行うことが可能となっている。また、不正利用防止のために、電話の発信先やアプリの利用制限をかけられる。
「モバイルセキュアデスクトップ」は、ドコモが提供する仮想デスクトップサービス。ドコモのデータセンター内にあるデスクトップ環境をネットワークを介してPCやタブレット上で操作できる。端末にデータを残さないという安全性と、端末を社外に持ち出せるという利便性を両立できるのが特徴。
KDDIのブースでは、同じく先日発表された夏モデルのスマートフォン新製品を展示。タッチ&トライのコーナーを設けるとともに、ステージでも新製品とスマートフォン向けのサービスを紹介している。
KDDIがauのスマートフォンと携帯電話向けに音楽や電子書籍などのコンテンツを提供する「LISMO」には、新たに「LISMO unlimited」が追加。ダウンロードせずに音楽を再生できる方式のサービスで、定額料金で無制限に楽曲を聴くことが可能。また、FMラジオのストリーミング放送を提供していた「LISMO WAVE」では、音楽ビデオを視聴できる「Musiclips」が6月よりスタートする。
24日に発表された損害保険の「au損保」の展示も行っている。スマートフォンや携帯電話から簡単に保険を申し込めるのが特徴で、「ランナーズプラン」や「自転車プラン」といったライフスタイルに合わせたプランを用意している。