撮影する際は、縦持ちでは画面下部、横持ちでは画面右側のシャッターアイコンをタッチすると撮影される。画面上の任意の位置にタッチしてAFを合わせ、そのままタッチし続けてもシャッターが切れる。ピント合わせと撮影が同時にできてなかなか便利だ。

メニューをタッチすると設定画面が表示される。静止画、動画の切替に加え、露出補正、コントラスト、彩度、シャープ、画像効果、ISO感度、ホワイトバランスといった設定も可能。

露出補正のUI。1EV単位で変更できる

画質設定

画質効果

デジカメではよく使われるISO感度やホワイトバランスが設定の奥にあるが、基本的にはすべてオート設定にしておいて手軽に使うといいだろう。

より詳細な設定。この位置にISO感度やホワイトバランスの設定がある

画面左下のアイコンから撮影画像の閲覧ができる

実際の画質を見てみると、シャープネスは強めだが、比較的細部まで描写されており、端末で見る分にはなんの支障も感じないし、PCで確認しても、等倍まで拡大してみない限りは十分な画質だろう。低感度でもISO400ぐらいまでは実用できるレベルで、高感度時のノイズもほかの携帯カメラに比べれば良好という印象だ。

そのほか、720pのHD動画の撮影も可能で、気軽に撮影するには十分な画質だ。もちろん、Android端末なので、Android Marketから各種アプリをダウンロードすれば、さらにさまざまな機能を利用できる。単なる画質だけでなく、こうした拡張性はスマートフォンのメリットの部分だ。単純な画質だけを求めたら専用のデジカメにはかなわないが、常に持ち歩くスマートフォンのカメラとしては十分な機能を備えているだろう。

作例(拡大画像はオリジナル)

少々シャープネスは強めだが、色味も鮮やかでEVO WiMAX上で見る分には十分な画質

多少カラーノイズが出ているが、くっきりとした画質

AFロックはできないが、画面タッチで任意の位置にピント合わせができるので、自由な構図で撮影できる

ISO感度オートで撮影したため、ISO113という中途半端な数字になった。また、EXIF情報があまり記録されていないのも残念。携帯カメラのレンズでは、さすがに細部の描写は少し厳しいが、通常の携帯カメラと同等レベルだろう