三陽商会は18~19日の2日間にわたり、都内で2011年梅雨シーズンのレインコートとレイングッズ、および機能素材を用いたポロシャツ「スエットガードポロ」の展示会を開催した。また、8~9月の展開商品として、「ウォーターリンスウール」も紹介された。

三陽商会では、紳士服のサンヨー、アレグリ、マッキントッシュ フィロソフィーをはじめ、計12ブランドがレインアイテムを展開。このほど行われた展示会では、各ブランドのレインコートを使用したコーディネートも紹介されていた

雨が降ってもおしゃれに着こなせるレインコートが続々

1943年に創業した同社は、戦後の1946年よりレインコートの販売を開始しており、現在もファッションと機能性を備えたレインコートの開発に力を入れている。加えて、近年は梅雨以降の突然の豪雨が増加傾向にあり、女性を中心にレインブーツなどがファッショントレンドとして受け入れられている。

こうした背景の下、同社が展開する紳士服・婦人服計12ブランドから、雨天時の通勤や外出のスタイルを演出するレインアイテムが発表されることになった。

マッキントッシュ フィロソフィーのレインコート。メンズ(写真右)はチェック柄が印象的。ウィメンズ(同左)ではドレスライクなトレンチコートが発表されている

マッキントッシュ フィロソフィーからは、メンズのステンカラーコート(写真左)と、ウィメンズのポンチョタイプのコート(同右)も登場

マッキントッシュ フィロソフィーからは、グレンチェックとドレスゴードンを採用したパッカブルレインコートが登場。シワ形状を維持することも取ることもできる「メモリーポリエステル」を使用したほか、内袋に畳んで収納することでコンパクトに持ち運ぶことも可能に。価格は3万4,650円。

ありそうでなかった"男性用レインブーツ"が大ヒット!

マッキントッシュ フィロソフィー「サイドゴアレインブーツ」

同ブランドからは、4月下旬より男性向けの「サイドゴアレインブーツ」も発売されている。

ここ数年、レインブーツは女性にとって欠かせないアイテムとなっているが、男性の場合はいまだ天候に関係なく、革靴などのビジネスシューズを履くのが一般的だ。

「サイドゴアレインブーツ」は、男性の潜在需要を掘り起こすべく、ビジネスからカジュアルスタイルにもフィットするデザインとなった。

同商品は発売前から反響が大きかったそうで、「3月に『サンヨー・アイストア』などで予約受付を開始したところ、約1,200件の予約をいただきました。発売後も高い売れ行きを示し、追加生産をかけているところです」(三陽商会)と言うほどのヒット商品に。同商品はブラックとブラウンの2色を展開し、いずれも1万500円で販売されている。

アレグリが展開するロングパッカブルコート(写真左)とステンカラーショートコート(同右)

レインコートのほかにも長傘やレインハットなどがそろい、充実のラインナップに

また、アレグリからは立ち衿インフードのロングパッカブルコートが登場。ビンテージ風のナイロン素材を使用し、アレグリらしいデザインに仕上げている。このレインコートは5万8,800円で販売されている。

その他、紳士服のサンヨーや紳士向けドレスシューズブランドの三陽山長、婦人服のサンヨー、アマカ、トゥー ビー シックなどのブランドもレインアイテムを展開。全国百貨店の約300の売場で販売されている。