アプリはマーケット、ドコモマーケット、andronaviの3つのマーケットから選ぶことが可能。中でもandronaviではアプリの詳しい説明を読むことができるので、何をインストールすべきか悩んだときは、まずここのサイトをのぞくと良いだろう。

andronaviではツール、エンタメ、ゲーム、マンガなどカテゴリー別に閲覧することができるので目的のアプリを見つけやすい

Wi-FiやBluetooth、GPSなどを頻繁に使うスマートフォンでは常にバッテリーの持ちが心配になる。このMEDIASには「ecoモード」という機能が搭載されており、1度タップすれば各種機能・設定を一括で変更することができるようになっている。電池の消費を抑えて使いたいときに便利な機能だ。

ecoモード時にどの機能を制限するか、細かくカスタマイズをすることが可能。ユーザー好みのecoモード設定を作ることができる

Officeファイルの閲覧と編集、およびPDFの閲覧ができる「Quickoffice」もプリインストールされている。文字入力はデフォルトで「ATOK」が使える。また、googleの音声入力にも対応する。

左からATOK、QuickofficeのQuicksheet、音声入力の利用イメージ。音声入力では「メディアス」と発音してみたところ、変換候補が4つも出てきた

「タップサーチ機能」は、画面上の文字をタップするだけでGoogle検索の画面に飛ぶことができる便利なツール。例えばWebサイトで調べたい単語を見つけたときに、その単語の上をタップするだけで文字列が自動識別される。文字入力する手間が省けるというだけでなく、読み方の分からない単語を調べたいときなどにも重宝しそうだ。

タップサーチをオンにすると、画面上に◎印のカーソルが出現する(写真左)。マイコミジャーナルのニュースにあった、「緊急支援措置」という文字列をタップしてみた

端末内には取扱説明書のアプリがプリインされている。また、ホーム画面には「MEDIAS NAVI」というナビゲーションサイトにアクセスできるショートカットアイコンが設置されている。このサイトはNECカシオモバイルコミュニケーションズが運営しているもので、使い方ガイドの閲覧やアップデート情報・製品情報のチェック、お薦めダウンロードコンテンツへのアクセスができるようになっている。アプリや壁紙、絵文字、効果音などMEDIASに最適化された無料コンテンツもたくさん提供されているので、本端末ユーザーは折をみて訪れてみると良いだろう。

MEDIAS NAVIから、4月14日に提供が開始されたばかりの壁紙「Happy Sweets!」を早速ダウンロードしてみた(写真右)。同サイトはPCからアクセスすることも可能

赤外線通信は電話帳ツールの「連絡先」から行える。メニュー→その他→赤外線受信を選択して、ケータイ側から送信を開始すれば良い。

赤外線通信で、ケータイの電話帳をインポートする様子。赤外線ポートは、背面のカメラの右横に設置されている

触る前は、MEDIASの印象は「ビジネスライクでクールな、仕事のできるスマートフォン」だった。実際に触ってみるとイメージ通りの部分も多かったが、それだけではなく「スマートフォン初心者でも扱いやすいように」と随所に細かな工夫がされていることにも気が付いた。

具体的には、プリインストールされたandronaviやMEDIAS NAVI、タップサーチ機能、ecoモード機能などが挙げられる。これは正に分かりやすさ、使いやすさに配慮されたものだった。さらに、Wi-Fi環境の設定に関しては、らくらく無線スタートというメニューまで用意されていた。従来のケータイにお馴染みのおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信機能が引き続き使えるのも大きい。そんなわけで、ケータイしか使ったことのない人にも是非、店頭でこのMEDIASを手に取って操作感を試してみてほしいと思った。