さて、開店・発売の様子とその後の店内の撮影を終えたところで、筆者の取材は一段落。ここで仕事をちょっと離れ、自分のiPad 2を購入するため列に並ぶことにした。この時点で、時刻は午前10時前後。開店から1時間が経過していたが行列はまだ200m近く、日差しも強まってきており、ここから最低でも1~2時間待つというのはなかなか大変なように思われた。正直、この時点では購入をあきらめて帰ろうかと思ったくらいだ。
ところが実際には、それほど長時間並ぶことはなく、1時間もたたずに店内へ入ることができた。というのも、筆者が購入したのはWiFi+3Gモデル。実はアップルストア銀座ではWiFiモデル購入者とWiFi+3Gモデル購入者がそれぞれ別に店内へ誘導されており、WiFiモデルの購入者のほうが多かったため、WiFi+3Gモデルの購入者は列につくとすぐに前方へと誘導され、比較的短時間で店内へ入ることができたのだ。筆者が店内へ入ったのが10時39分、列に並んでいたのは約40分といったところだった。
ちなみに、列に並んでいる時点で購入希望のモデル・色をスタッフが確認し、引換券を渡してくれる。筆者が引換券を受け取った10時過ぎの時点では容量もカラーも好きに選べたが、10時10分ごろには筆者が選択した64GBのホワイトモデルは完売となっていた。
店内に入ってしまえば、通常のiPad/iPhone購入の手続きとやることはほぼ同じ。WiFi+3Gモデルということでソフトバンクモバイルとの契約が必要になるが、前日に発表されたとおりの料金プランなので、とくに戸惑うところもなく、スムーズに購入することができた。店舗中のMacを使ってアクティベーションを行い、アップルストア銀座を出たのが11時33分。この時点でも行列は100m近く続いており、新たに列の最後尾につく人も少なくなく、しばらくは盛況が続きそうだった。
ソフトバンク表参道は整理券で行列を回避
なお、初代iPadの発売時には孫正義社長などが登場するカウントダウンセレモニーを開催したソフトバンク表参道は今回とくにイベントを行っておらず、整理券の配布によって行列を回避していたため、静かな様子だった。開店の午前9時の時点で配布されていた整理券は10時~11時の来店が指定されたもので、比較的スムーズにiPad 2を購入できたようだ。