スクリーンキャプチャを最大限活用するソフト
Evernote
Evernoteは、データを"ノート"とよばれる形式でいわゆるクラウドに保存することができる。ノートには、スクリーンキャプチャのデータ以外にもテキストデータや、Webのクリッピングデータ、音声データ、画像データなどをアップロードすることができ、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンからアクセスできる。PCで扱うスクリーンキャプチャ機能が搭載されており、デスクトップ上での事象をキャプチャしてくれる。自動的にクラウドと同期できること、そしてOCR機能を搭載していることが最大の魅力で画像からテキストを抜き出し自動的にタグ付けしてくれる。Google Chromeの「Evernoteにクリップする」やFirefoxの「Evernote Web Clipper」など拡張機能との連携も達成しており、広い人気を獲得している。無料版では月間のアップロードの容量に制限があるが、有料版(月額5ドル)ではこのアップロード転送量が1GBまであがり、PDF文書などを含む対応ファイル形式が増加する。
Snagit
Snagitはスクリーンキャプチャをする上での、画面キャプチャ、画像編集、画像の転送と保存、そして、整理という一連のプロセスをストレスなくスムーズに行える統合キャプチャソフト。基本のキャプチャ手法で40通り以上も存在しており、一眼レフデジカメのごとくデスクトップ上のできごとを撮影できる。キャプチャしたあとの編集機能も充実。ライン、囲み線、文字入力など基本機能に加えて、オブジェクトに影や、紙のような折り返しを付ける外縁の加工や、切り抜き画像の透過処理、遠近法や回転など、テンプレートから簡単に利用できる。
加工後は、WordやExcel、PowerPointやメールソフトにワンクリックで転送できるなど優れた操作性は、海外での企業導入実績も高い。キャプチャした画像は自動的に保存され、自動でタグづけされるので、検索ウィンドウから項目や日付で簡単に検索することができる。当然タグを自分で追加することも可能だ。対応OS:Windows XP(SP3) / Vista / 7、Mac OS X 10.5以降。オープンプライスだが市場想定価格7,200円。
WinSnap
WinSnap最大の特徴は、Windows Vistaや7のAeroウィンドウに対応した滑らかな角のスクリーンキャプチャを撮ることができること。また、キャプチャする際の背景なども自由に設定したり、デスクトップ上に複数表示されるウィンドウの中から任意のものだけピックアップし同時にキャプチャすることができる。その際、シャドウの色なども設定することができる。範囲の指定などもフルスリーンやオブジェクトなど自由に設定できる。対応OS:Windows XP(SP3) / Vista / 7。シェアウェア 24.90ドル。
Shooter
Shooterは、Firefoxでスクリーンキャプチャできる拡張機能。キャプチャできる範囲は、ブラウザのみ。右クリックで専用ウィンドウを立ち上げ、そこからキャプチャの範囲や保存するファイルの種類を選択することができる。キャプチャの範囲は、Webページの全範囲から部分指定も可能だ。保存できるファイルは、PNGとJPG(Hight/Medium/Low)。Firefox 2.0 ~ 4.0。
Webpage Screenshot
「Webpage Screenshot」は、Google Chromeでスクリーンキャプチャができるエクステンション。ツールバーに表示するアイコンをクリックするだけの手軽な操作。特徴的な機能は、Webページのトップから一番下まですべてをキャプチャできる「ページすべてをスクリーンショット機能」で全体を撮影、キャプチャした画像は、矢印や線、矩形を記入したり、テキストを入力するといった編集ができる。画像はローカルに保存するだけでなく専用の共有スペースにアップロードすることも可能だ。