――次なる目標は「映画に出演すること」だそうですね。

日向「はい。ぜひとも映画に出たいです。基本的にアクション系が好きですが、中学生の時に『オーシャンズ11』を見て『ラスベガスに行きたい!』ってお母さんに話したら『あなたにはカジノはまだ早いわ』って言われました(笑)。『ハリー・ポッター』シリーズも大好きで、見終わった後、もしかしたら自分も魔法が使えるんじゃないかなって思うことがあるんですよ。『あれ? 私、飛べるんじゃないかな?』って(笑)」

――役者では誰が好きですか?

日向「アンジェリーナ・ジョリーさんが大好きです。アクションも出来るし、恋愛モノも出来るし、それでいて女性として色っぽいじゃないですか。もう、見てるだけで引き込まれますね。そんな彼女に少しでも近づけるよう、私も演技の幅を拡げていきたいです」

――では、そのためには何が必要だと思いますか?

日向「いろいろなことに興味を持たないといけないと思います。私って、興味がないものにはホントに興味がない性格なんですよ。周りが『これ流行ってるよ』って言っても『あ、そうなんだ』っていうくらい(笑)。でも、このお仕事をするようになってから、いろいろな興味を持つことって大事だなって思うようになりました」

――ちなみに今、日向さんが興味のあるものは何でしょう。

日向「K-POPです。韓国のアイドルグループって下積み時代が長いから、ダンスもすごくしっかりしているし、ファンのために一生懸命日本語を話そうとする意識の高さはとても尊敬します。私なんかまだ日本語しか話せないですし、学校ではフォークダンスを超ノリノリで張り切るくらいで(笑)。好きなグループはSHINee、ZE:A(ゼア)…挙げ出したら止まりません。グループでも一人一人のキャラクターが違うので、見ていて本当に飽きないんですよ」

ブログでも数々の絵を披露しているように、イラストが得意な彼女。中学生の時、ビキニ姿の校長先生をノートに描いたまま提出してしまうが、本人に気に入られ、そのイラストは校長先生の机に飾ってあるという

――では最後に、先日、20歳になったばかりの日向さんの2011年の抱負をお願いします。

日向「仕事においては、目の前のチャンスをしっかりつかんで、少しずつ成長していきたいです。見る人に作品に込められた思いや、演じる役の気持ちといったメッセージを伝えられる女優になりたいです」

――プライベートでの目標は?

日向「一人旅に出てみたいです。そう言いながら結局、近場になると思うんですけど(笑)、海外旅行はまだ一度も行ったことがなくて。以前にも『一人で海外旅行に行きたい』って言ったら『迷子になりそうだからダメ』って、周りから止められました。地図なんか見なくてもどうにかなると思ってしまう性格なんですよ。大人になるのだからもっとしっかりしなければいけないし、自分では一生懸命やってるつもりなんですけど、どこか抜けているんですよね(笑)」

柔らかい口調と雰囲気で、話しているうちになんだか温かい気持ちにさせてくれる不思議な魅力を持った彼女。これから先、女優として、そして一人の人間として成長を続けながら、さまざまな"顔"を見せてくれることに期待したい。