ノートンセーフウェブの新しい「安全」

ノートンセーフウェブは、検索結果のサイトの安全性を事前に確認できる機能である。これを使えば、危険なサイトを閲覧することもない。これまでは、安全、危険(高)、危険(低)、未評価の4つであったが、バージョン 5.0では安全が2つになった。まずは、安全であり、さらにベリサインのSSL証明書やTrust Sealを購入済みのサイトである(図14)。

図14 Norton Securedと表示される

新たに追加されたアイコンである。従来の安全なサイトは、図15のように表示される。

図15 チェックマークだったものが「OK」に変わった

安全性について、より高いレベルで確認を行うことができる。

Facebookウォールのスキャン

SNSの代名詞ともいえるFacebookであるが、最近の人気に便乗し、攻撃の対象になることが多い。友人・知り合いを悪用することから、注意力の低下を招きやすい。バージョン 5.0では、新機能としてFacebookウォールのスキャン機能が追加された。[PCセキュリティ]から[スキャンの実行]をクリックする。一番下に[Facebookウォールのスキャン]があるので、チェックを入れスキャンを実行する

図16 スキャンメニュー

ブラウザが起動し、Facebookにログイン後、ウォールやニュースフィードに含まれる危険なURLがチェックされる。

図17 Facebookウォールのスキャン結果

ここで、[シェア]をクリックすると、スキャン結果を他のユーザーと共有できる。SNSの機能を活かした機能といえる。シェアしたメッセージは図18のように表示される。

図18 ニュースフィードにメッセージが表示

ほかにもノートン 360 バージョン 5.0では、オンラインバックアップの高速化など強化された機能もある。オールイン型のセキュリティ対策ソフトというと初心者向きという印象もあるが、ノートン 360は上級者にも使い勝手のよいものとなっている。シマンテックでは、30日の体験版も提供している。興味を持たれたのであれば、試してみていただきたい。