Firefox 4.0を起動

上述の手順でインストールを行った場合、互換性のないアドオンがある場合には、図8のように表示される。

図8 4.0に未対応のアドオン

ここで[今すぐ確認]をクリックすると、このアドオンの更新状態を確認する。この例では、図9のように更新が見つからなかった。

図9 更新の確認

[完了]でFirefox 4.0を起動しよう。初回起動時には、ようこそ画面が表示される(図10)。

図10 ようこそ画面

ここからガイドツアーで4.0の新機能を知ることもできる(図11)。

図11 ガイドツアー、このページも4.0の機能を使っている

スタートページも変更となっている(図12)。

図12 スタートページ

未対応のアドオンを削除

図9にあるように、未対応のアドオンは定期的に更新確認が行われる。しかし、タブ関連は大きく仕様が変更となり、バージョンアップでは対応できないことが多いであろう。そんなときは、アドオンの削除を行う。Firefox 4.0では、Firefoxボタンで、これまでのメニューが1つにまとめられた(図13)。

図13 Firefoxボタンから表示されるメニュー

ここで[アドオン]を選択する。アドオンマネージャが起動する(図14)。

図14 アドオンマネージャ

アドオンの管理もタブで行うようになったのも新機能の1つだ。ここでも互換性がなく、無効と表示されている。削除を行うのであれば、[削除]クリックする。

JavaScriptの実行速度を試す

さて、図2でも、JavaScriptの実行速度は3倍以上と紹介されている。実際に筆者の環境でSunSpider 0.9.1を実行してみた。まずは、Firefox 3.6.16である。

図15 Firefox 3.6.16

同様にFirefox 4.0での測定結果である。

図16 Firefox 4.0

941.6から309.8と確かに3倍以上の高速化が達成されていることがわかった。Firefox 4.0には数多くの新機能がある。それらについては、別の機会に紹介したいと思う。そして最後にMozilla Japan代表理事・瀧田佐登子氏のブログ記事を紹介したい(http://mozilla.jp/blog/entry/6479/)。

図17 Mozilla Japanのブログ

3月11日に日本を襲った大地震で、今回のFirefox 4.0のりリースをめぐり、さまざまな検討がなされたことを紹介している。最新のブラウザを使える喜びが、明日への希望の光となることを期待せずにはいられない。