カメラを活用する「Photo Booth」

さてここからは、アプリの紹介に移ろう。まずは、iPad 2に新たに搭載されたカメラを活用するものとして、iPad 2に出荷時からインストールされる「Photo Booth」だ。これはMacに搭載されている「Photo Booth」と同様のもので、カメラの映像にリアルタイムでエフェクトをかけて楽しめるアプリだ。エフェクトは、サーモグラフィー、ミラー、X線、タイル・万華鏡など、8種類が利用できた。このアプリに関してはApp Storeでの販売などについて言及されておらず、iPad 2専用となる模様。

このほか、カメラを活用するアプリとしてはおなじみの「FaceTime」が搭載される。先日行われたMac用正式版同様、プレビューは好きな位置に移動させることができた。

おなじみFaceTime。iPhone 4よりも大画面なぶん、実際に対面しているのにより近い感覚だ

「GarageBand」は楽器が演奏できない人でも楽しめる!

「GarageBand」は、Mac向けの「iLife」に含まれている音楽制作ソフトのiPad版。扱えるトラック数が8個に制限されるものの、iPadで作成したプロジェクトを、プロジェクトのままMacへ持ち込むことができるという。逆に、Macで作成したプロジェクトをiPadへ持ち込むことができるかどうかについては、スタッフに尋ねてみたところ未確認とのことだった。このアプリは初代iPadでも利用可能とのことで、3月11日よりApp Storeで販売される。

下の動画では、キーボード楽器の演奏中に、指をスライドさせることで連続的に音を変化させている。この例のように、マルチタッチのインターフェースをうまく活かしたユーザーインターフェースとなっている。

また、同じキーボード楽器でもさまざまな楽器プリセットが用意されているほか、楽器の演奏ができない人でも楽しめる「Smart Insturment」という機能を搭載。例えば、ギターの例であれば、知識がない人手も簡単にコードによる演奏が行えるようになっている。

同じキーボードでも、さまざまなピアノやオルガン、シンセサイザーなど、豊富なバリエーションが用意されている

「Smart Insturment」機能を利用しているところ。さまざまなコードが表示されているので、フレットの押さえかたがわからない人手も適切なコード進行の演奏が可能だ

「iMovie」でもMacとの連動が可能

ビデオ編集ソフト「iMovie」も、同じく3月11日よりApp Storeで販売される。こちらもiPad版で作成したプロジェクトをMacに持ち込むことが可能だ。インターフェースは、タイムラインの拡大/縮小をピンチイン/ピンチアウトで行えるなど、やはりマルチタッチを活用するものになっている。


なにぶん実機を試す時間が限られていたため、iPad 2の特徴の一部しかお伝えできなかったことをお詫びしたい。iPad 2についても新アプリについても、いずれ詳細なレビューをお届けしたいと思うので、ぜひご期待いただきたい。